KAT-TUNの演出が好きだーquarterー
どうしてもドーム級でコンサートをやってほしいと思うグループが2つある。
どちらのグループもあの広い空間の使い方がとても上手だと思う。両者のコンサートのスタイルはまるで違うのだけれど、空間の使い方の上手さと、間のとり方、そして観客の意識を引き付けるスキルにおいてはジャニーズトップクラスだと感じている。詳しくは後ほど話すけれど。
KAT-TUNのコンサート"quarter"に2日間とも行ってきた。簡潔に感想を述べると
やっぱりKAT-TUNのコンサートって最上級だ
という、なんとも抽象的な感想に尽きる。わたしの語彙力では上手く語れるのかわからないが、受けた感銘をどうにか書き残せたらいいなと思う。
ちなみに前半はコンサートレポに近い内容で、後半はKAT-TUNのコンサートについての私見だ。長くなるので、どちらかでいいよって方は適当にかいつまんで読んでいただければ。
※全公演終了しているので問題はないかとは思いますが、以下ネタバレを含むのでご注意。
両日ともコンサートは18時丁度に始まった。ステージセットはこんな感じだった。
※グレー部分はムビステ用のレール
最初は丸いところが四方に分かれてる状態(各ステージは扇形の中心が少し欠けた形になる)で、4人が別々のステージに同時に登場した。ジャニーズのコンサートでは、メインステージ側からメンバーが全員一緒に登場することが多い。だがそんな予想通りにはいかないのがKAT-TUNだ。どの席にいても、誰かしらが見えるそのポジショニングでの登場に会場の熱は一気に上がる。
ここまでの7曲中、5曲もがシングル曲だということにまず驚かされた。アルバムを引っ提げないでのコンサート、どのように攻めてくるかと期待してはいたが、こんなにシングルを歌うとは思わなかった。コンサート全体を通して最終的には計9曲のシングルを歌った。
これはあくまでもわたし個人の考えだが、シングル曲って発売時に散々聴くし、街中でもUSENなんかで流れているのを耳にする。まぁ、聴き飽きる…というのは言いすぎかもしれないが、あまりシングルを歌いすぎると野暮ったくなる傾向があると思っている。ただ、今回気づいたのはKAT-TUNは例外だということ。元々、爽やかソングよりも洗練されたカッコよさを持ち合わせてる彼らのシングルは、デビューから9年経った今聴いても色褪せずカッコいいままだ。
そしてここで、亀梨さんのパフォーマンスから始まるジャパネスク(と亀梨さんは呼んでいた)のコーナー。過去の映像がモニターに映し出され、1582の妖艶な亀梨さんに歓声が上がった。そして般若のお面をつけて和装で登場した亀梨さんの妖艶なこと。あの人の色気って一体どこから出てるんでしょうか。てっきり1582歌うのかと思ったら、まさかのGOLDが始まった。あまりに幸せで卒倒しそうだった。
2日目は衣装がはだけてしまったらしく、MCでも「右側がさぁ…ガバって。ずっと見えてた」と話していたが、それを聞くまで正直わざとだと思ってた。ハプニングすら亀梨さんの味方。
ちなみにGOLDの時に足を振り上げて回った田口さんが美しくてゾクゾクした。あの長い足に蹴られたい。
和装で刀ブンブン振り回してるKAT-TUNのKAT-TUN感がもう絶大だった。
※KAT-TUNを形容するにふさわしい言葉は「KAT-TUN感」だと思っている。
大好きなLovin'Uで、亀梨さんが駕籠に入ってからの引き戸の閉め方がまた妖艶で悶絶した。こういうやつ。
どの時代を何回生きてきたらあんなに全てにおいて格好がつくんだろう。あの人、人生何回目?前世なに?どう考えても踏んできた場数が違うとしか思えない。
その後上田さんが出てくるんだけど、タバコをポイ捨てして駕籠燃えるし、手をちょっと振っただけでガラスにヒビ入るし、手をギュッってしただけでガラス砕け落ちるし、なんかもう毎度のことながら何をそんなに威嚇してるんだろうって思いながらもカッコいい。ちなみにフロートの柵に片足乗っけるの上田さんだから許されるんだぜ。
KAT-TUNって中高生の反抗期の不良グループみたいなイメージ持ってる人も世間には多いと思うし、実際そんな雰囲気の演出も多い。ただ大事なのは本来いい大人がそんな風に格好つけても寒いだけのはずなんだけど、KAT-TUNは寒くないところまで熱を上げられるから成立してる、っていうこと。結局のところ本当にカッコいい人たちがやってるからオタクは素直に受け入れられるのだと思う。誰がやるのか、人って本当に大事。
1日目のSTAR RIDERで、亀梨さんイヤモニが取れたんだか絡まったんだかで、センターステージで堂々と踊らずにゆっくり直してたの格好良すぎた。イヤモニいじってる状況は可愛いんだけど、あんなバリバリのダンスナンバーで、しかも亀梨さんワントップの立ち位置なのにすっごい堂々とダンス休んで直してるっていうのは天才的だと思った。
亀梨さんはジャニーズの中でもトップクラスで自分の魅せ方をよく分かっている。わたしは彼の顔がとてつもなく好きだが、顔だけなら他にもっと整っている人がいるとは思う(たぐちくんとか*2 )。体型だって、もっとスタイルのいい人はいると正直思う(たぐちくんとか*3 )。それでもどうしようもなく彼に惹かれるのは、彼が良い意味で自分の良さをきちんと理解してその表情も仕草も何をとっても目が離せなくなるような振る舞いをするから。
あのダンスナンバー、しかも東京ドームの中心で、かれはただ優雅に機嫌を損ねたイヤモニを直していた。少しけだるそうに、首を少し傾げて。他の3人は後ろで踊ってるのに、ただコードを指でほどいている亀梨さんが主役のように見えた。普通なら慌てるか、踊りながら直そうとするか、諦めるかだと思うんだけど、あれが許されて、しかも格好がついてしまうのは、亀梨さんだからだ。
そしてMCを挟んでの後半戦が田口さんのダンスから始まった。田口さんについては後で詳しく話すけど、ダンスも歌も本当に格段に上手くなっていて、思わず見とれる。
ちなみに、ミックスメドレーがとっても素敵で個人的にはとても感動した。なにあのかぶせ方!ちょうかっこいい!!!
そして中丸さんのヒューマンビートボックスが史上最強に可愛い演出で、ここに書いても何言ってるか伝わらないと思うけど「ぶんちきぶんぶん、か!ぺぺ!か!とぅーん!」だった(ずさんな説明)
中丸さんって本当にエンタテイナーだなぁと思う。中丸くんの楽しい時間だった。
そして去年の京セラでやった企画が早速帰ってきた!ということで大忘年会のシャッフル企画。2015年、恐らく今年1番早い時期の忘年会の開催だ。
29.サムライ☆ラブ☆アタック(亀梨)
30.Emerald(中丸)
31.クレセント(上田)
29.STEP BY STEP(田口)
30.誓心(中丸)
31.ヤンキー片思い中♡(亀梨)
2日間通して、ダンスも歌も完璧にこなした田口さん。さすがすぎて好きが止まらない。「キー1つ下げて。あー、もう1つ下げて。よし。」ってなんですか!どれだけメンバーの曲歌い込んでるんですか?
中丸さん「田口って、他のメンバーの曲踊れるよな…」
33.ありがとう(亀梨×上田)
34.キラリト(田口×中丸)
35.Dead or Alive
36.RAY
37.それぞれの空
ちなみに、Real FaceでメインステージにあるモニターにKAT-TUN自主制作的なカラオケ映像が流されていてちょう面白かった。ひたすら色んなギリギリシチュエーションをメンバーで演出してるだけなんだけど、可愛すぎた。東京ドームの回転扉くるくるくるくるしてるし。愛おしい。
1日目は前のモニター3つのうち真ん中にその映像が流れてたんだけど、2日目は両端に流してくれたからどの角度からでも見えやすかったんじゃないかと思う。モニター1つにしか流れないと、スピーカーとかかぶっちゃう席の人には見えないし、配慮さすがだ。
39.Peaceful days
40.熱くなれ
ちなみに、KAT-TUNはアンコールの登場のタイミング完璧だなといつも思う。早過ぎないし、溜めすぎてもいない。最後まで気持ちのいいスピード感で走り抜けてくれる。
こうしてquarterは幕を閉じた。
わたしが理想とするコンサートというのがある。全席一律料金のジャニーズのコンサートはどの席にいてもその場所だからこそ楽しめる魅力があるべきで、誰も置いていかれることなく、最初から最後まで誰もが楽しめるのが個人的には理想形だ。どのグループももちろんそういう配慮はしているのだけれど、初めにも述べたようにKinKi KidsとKAT-TUNはその中でもその実現度が非常に高いと思う。※SMAPもそうなんじゃないかと思うけど、わたしSMAPは1回しか行ったことがなくてあまり語れないので、今回は割愛させてください。全てに共通するなと思うのは手が届かないと感じさせるような「絶対的存在感」だと思う。アイドルには「庶民的」なタイプと「非現実的」なタイプがいる。必ずしもどちらかに分かれるとは限らないし、大体のグループが多かれ少なかれ両方を持ち合わせているとは思う。
「庶民的」というのは決してオーラがないとかではなくて、関ジャニ∞が言うような「コンビニ感覚」に近いようなタイプだ。近くまで来てくれるような、できるだけ目線を合わせてくれるような。どんなに人気が出て、物理的な距離が広がろうとも身近に感じさせてくれる、フレンドリーで人懐っこさを感じさせる、そういうタイプ。実際は身近でもなんでもない大スターなんだけれど。わたしの中では嵐・エイトがその代表格で、主にオタクに限らず世間一般に広く受け入れられやすい傾向があるように思う。コンサートは参加型というか、観客も巻き込んで成立する感じ。
対して「非現実的」なタイプというのはKinKi KidsやKAT-TUNが代表例。嵐の大野さんが楽屋に挨拶に来たKAT-TUNを見て言った「あいつら芸能人だな」って言葉は、単なる冗談に留まらない気がしていて、事実彼らにはどこか浮世離れしたような、そんな一面が感じられる。だからといって実際彼らがスカしてるかというとそうではないんだけれど、陳腐な表現になってしまうがギラギラしてるというか。コンサートは参加型というよりは、目の前で繰り広げられる演出、作品を受け取るような感じ。
ちなみに付け足すと、非現実的なタイプはファンに向かって暴言を吐きがち。化け猫とかてめぇらとか。ファンもそれを生き甲斐にしてる人ばかりだ(偏見)
どちらのタイプが優れているわけではない。わたしはどちらも大好きだ。ただ、KinKi KidsやKAT-TUNってその威圧感とも言えるような存在感もあって、ドームクラスじゃないと圧迫感があるというか、ドーム級の会場がとても似合うと思う。しかも両者とも、とても大空間の使い方が上手い。※ちなみに、嵐やエイトには大規模な会場が似合わないって言っているわけではなくて、彼らはむしろドーム級ならドーム級、アリーナ級ならアリーナ級の雰囲気に順応できる柔軟性があると思う。
上手く具体的に言葉で表すことが出来ないのだが、KinKi Kidsは空間を包み込んでまとめ上げるような感覚のコンサートだ。ふわっと柔らかくて、でもグッと彼らに引き寄せられる。引力を感じる。まぁ今回はKAT-TUNの話なのでKinKi Kidsは置いておこう。すぐKinKiさんに絡めようとする悪い癖だ。
KAT-TUNはまた少し違う。空間を従えて操るようなイメージだ。空気が下に向かって重くなって、沈み込むような、言わば重力のようなものを感じる。抗えない、有無を言わせない力。
それから、KAT-TUNのコンサートと言えば特効を沢山使う印象があるかもしれない。炎とか水とか火花(花火)とかスモークとか。ただ、特効ってカッコイイけど、使えば良いっていうものでもない。使えば使うほど派手にはなるかもしれないが、あくまでも主役を忘れてはいけない。特効は引き立てのために使われるべきであって、大切なのは使い方やタイミングだと思う。KAT-TUNは特効に使われてしまうようなことが絶対にない。炎も煙も、彼らの意のままに動いているかのような錯覚に陥る。
今回のコンサートではRAYの時の炎がとても素敵だった。4つの扇形のステージが、互いに少し間を開けた状態で披露されたRAYでは、各ステージの間から炎が出ていた。毎度のことではあるが「そこから出すの!?ていうかそこから出せるの!?」みたいなところから当たり前みたいに炎とか出すからすごい。360度どの角度から見てもメンバーの後ろで炎が吹き上がる光景には圧倒された。
彼らはただ4人で階段を下りてくるだけで圧みたいなのがかかって、あの迫力って努力じゃどうにもならないんじゃないかと思う。ギラギラアイドルってすごい。
今回も無駄な間がないし、全曲ちゃんとモニターにタイトル表示するし、2日目にはところどころ改善されてて本当に細かいこだわりや配慮の積み重ねの賜物と言えるコンサートだった。
少し話が変わるが、2日目の最後の挨拶で田口さんが目を潤ませた。それぞれの空くらいから段々田口さんの顔が泣き出しそうな顔になっていっていた。きっと、4人で初めての東京ドーム公演が実現したこと、それをやり遂げたことに対する感動だったんだろうと思っている。ただ、4人の中でも田口さんはより一層感極まっていたんじゃないかと思っている。
わたしが個人として感じているのは、田口さんの並々ならぬ努力。彼のダンス、彼の歌、演技、最近のどれをとっても昔の田口さんとは比べ物にならないくらい上手になっている。4人になって、必然的に1人が感じる責任とか、担う役割とか、大きくなっただろうと思う。その中できっと彼はわたしの想像をはるかに超える努力をされたのだろうな、と。学年なら亀梨さんと並んで最年少の田口さん。人前ではいつも笑っている田口さん。でも繊細な田口さん。その彼の涙には心が打たれた。あぁ、このコンサートが成功してよかった、最高傑作だった、とただただ拍手を送ることしか出来なかった。素敵な時間を過ごせて、本当に嬉しかった。
KAT-TUNの演出力が心から好きだと感じた2日間でした。
Endless SHOCK 2015千穐楽
長かったような、短かったような、そんな2ヶ月だった。先月初めから上演されてきたEndless SHOCK 2015東京公演が今日、3月31日千穐楽を迎え幕を下ろした。
「起きてはいけないことが起きてしまった年でした」
カーテンコールで光一さんが初めに言った。
この言葉から始まった光一さんの挨拶は以下のような内容だった。
「起きてはいけないことが起きてしまった年でした。ここで改めて話さなければならないかなと思っていましたので、お話いたします。あのようなことがあり、僕たちにとっては試練の年だったと思います。
また、悔しかったのはそこで学ぶことがまだあったことです。新たな表現、感情も生まれました。言葉にできない大切なことを学んだと思います。
事故は起こってしまいましたが、あの時、15年間やってきたスタッフさんとの信頼は崩れない自信がありました。事故の翌日から、僕たちが安心して舞台に立てるようにスタッフさんが全力で環境をつくってくれ、僕たちは何も心配せずに舞台に立つことが出来ました。翌日から再開することには批判もあるかもしれないと思いましたが、僕は覚悟の上で再開しました。あの事故の翌日、大道具の棟梁さんが僕のところに来て『頑張りますから』と仰って、グッときました。僕たちは言葉ではなく、パフォーマンスで全てを表現していこうと決めたんです。事故の翌日、もちろんそれ以降もですが、新たにものすごいエネルギーが生まれ、皆さんにもそれが伝わっていればいいなと思います。テレビの方でも沢山報道されましたが、次にSHOCKがニュースになる時はもっと明るい話題になるよう僕自身も頑張ります。」
過去にもSHOCKの千穐楽に入ったことはあるが、こんなにも出演者も観客もが強い気持ちを持って行われたカーテンコールは初めてだったと思う。わたしは光一さんが話しているだけで泣きそうだった。事故を肯定することはできないが、結果として1公演が無事に終えられること、そして千穐楽を迎えられることがいかに幸せなことかを改めて感じられたのは、カンパニーのみなさんだけではなく、わたしたち観客やファンにとっても意味のあることだったろう。
「僕たち」にとって試練の年だったと言いながら、批判を覚悟で再開したのは「僕」と表現する光一さん。いつもそうだ。みんな分かち合いたいことは「僕たち」と言うのに、批判を受けるかもしれないことは「僕」と言う。だから彼が好きだ。
そして光一さんが年下(つまり岸優太くん)から挨拶をするように促した。
越岡さん(無言で数歩前に出て挨拶しようとする)
光一さん「お前違うだろ!?笑」
越「あれ?違いました?(とぼける)」
光「お前!美波里さんに失礼だろ!?!?」
美波里さん(大笑い)
福ちゃん「精神年齢は一番若いんですけどね!!!」
神妙というのか重々しいというのか、そんな空気に包まれていた会場を一気に明るくしてくれた越岡さん。越岡さんはもちろん、本当にふぉ~ゆ~は気の遣える後輩だなと思います。そして乗っかる光一さんと福ちゃんが可愛かった。
そして岸(優太)くんから挨拶が始まった。
「岸優太と申します。今年でSHOCKに出させてもらうのは3年目で、初年とは舞台から見る景色が本当に違います。」
光「お客さんが歳取ったってこと!?」
岸「違う!違いますよ!僕自身が成長したってことです!本当に、光一くんから…あ、もちろん先輩方からもなんですけど(焦)…学ぶことが本当に多くて」
福「めっちゃ気遣ってんじゃん!笑」
岸「あと、ふぉ~ゆ~の(越岡さんと福ちゃんの組み合わせの)2人とやるのは初めてだったんですけど、マツがいなくなって清々しました!」
光「ぜーったいソレ福ちゃんが仕込んだだろ!笑」
福「仕込んでない!仕込んでない!本当に仕込んでないっすよ!」
岸「あ、わりぃ!」
光「『わりぃ』まで含めて福ちゃん仕込んだよ絶対!お前本当にすぐそういうことするからな!」
福「仕込んでないっす!(白々しい)」
挨拶を全て文字に起こすと膨大な量になるので、ちょっとまとめて書いていくが、次に挨拶をしたのは野澤くん。光一さんが、野澤くんが足をかなり痛めていてほぼ肉離れ状態だったことを明かした。「実はそうなんです」と短く言って、多くを語らない彼のことをわたしは良くは知らないが、きっと強い子なんだろう。光一さんんだって怪我してると思うけれど、人のことは言うのに自分のことは語らない。そういう光一さんの後輩として学んだ姿勢なのか、彼の元々の姿勢なのか分からないが、SHOCK初参加で本当に本当に大変だったろうと思う。とりあえずしばらくはしっかり体を休める時間があるのだろうか。若いからこそ、しっかり治してクセになるような怪我を作らないでほしい。野澤くんについては、ダンスの時の手足の映え方が美しいのに加えて、劇中の殺陣のシーンの表情が初めのころよりずっと良くなっていて、足を痛めながら表情にまで意識が行き届いていた。そんな彼に心から拍手を送りたい。
続いて諸星くん。「SHOCKで学んだことを人生に活かしたい」と素敵なことを言ってるのに光一さんに「まじめな諸星初めて見た」と言われ、福ちゃんには「俺も、まじめなこと言ってるからどうやって処理しようかと悩んでた」と言われる諸星くん。愛されてるんだなぁとしみじみ思った。きっととても素直な子。マツがいなくなったカンパニーで、(福ちゃんはもちろんだけれど)初参加の彼がムードメーカーになっていたことはとても微笑ましかった。そして、わたしたち観客にも笑顔をありがとう。
そして事故では怪我もした岸孝良くん。「SHOCKは精神的にも身体的にもすごく辛いんですよ、本当に」と言って観客からは笑いが起こった。この笑いは恐らく微笑ましくて笑った温かいものだったと思うのだが、孝良くんが「(お客さんは辛さを)知らないんですよ!!!」ってむくれてたのが可愛かった。その辛さをわたしたちは経験することはできないけれど、想像以上に大変なんだってことを頭では分かっているつもり。でもそれを表に出さないカンパニーだからこそ素敵だし、孝良君もきっとむくれちゃうほど大変だったのにそんなそぶり見せなかったの、本当にかっこいいと思います。そして「SHOCKが大好き」で、「辛かったけど、ジュニア7年間で色んな舞台をやってきた中でもこんなに夢中になれる舞台は初めて」と付け足した。怪我をして、恐怖も不安もあっただろう中、出演し続けた彼の精神力はもうカンパニーの立派な一員のものでした。
(もちろん、怪我をして出られなかった方々には当然休んでしっかり治して頂きたいし、決して怪我をしても出るべきだと言っているわけではない)
そして越岡さんの挨拶。
「ふぉ~ゆ~の半分の越岡です。いつもSHOCKはあっという間なんですけど、今年は特別にあっという間に感じました。後輩がいるから(辰巳とマツがいなくても)寂しくないって言ってたんですけど、本当は結構寂しかったです。寂しかった!!今年は役どころも変わって大変なこともあったんですが、ここまで来られて良かったです。初日に『光一くんの命は俺に任せろ』って言ったんですけど、守り切りましたよ!」
会場からは大きな拍手が起こりました。
越岡さんはとても明るく挨拶していたんだが、わたしはなんだか泣けてしまった。ずっと我慢してた越岡さんのステージフォトを千穐楽だと思ったらつい買ってしまって、すっかり越岡さんに魅せられているわたし。
そして福ちゃんの挨拶。個人的には一番グッときた。というか本当に泣いた。
福「この挨拶って制限時間あります?あ、あります?あるんですか?えー、(明日から上演の舞台のセット準備待ちを)ぶち壊してやろうかな?だって挨拶終わったらSHOCKも終わっちゃうんですよ。終わってほしくないんですよ、寂しい。」
光「ここは屋上のシーンじゃないんだよ!真面目にやれよ!笑」
福「え、屋上のシーンじゃないんですか!?そっかぁ。…僕珍しいんですけど、SHOCK終わるのすごく寂しくて。なんか真面目な話したら泣きそうなんですよね。これ言ったら光一くん嫌がるかもしれないんですけど、事故の翌日にね、普段光一くんは階段の上にいて、僕たちは下から神様を見るような感じで見てるんですけど、光一君が僕たちのところに来て『僕たちは舞台に立つことしかできない』って言ったんです。それがすごくグッときて。今日も夢幻の時だったかな、終わっちゃうのが寂しくて、役のフクダが泣きそうなのか福田悠太が泣きそうなのか分からなくなって、打ち上げのことを考えて乗り切りました。笑 昨日も、衣装替えの時についポロッと『寂しいなぁ』って出ちゃったんです。そしたら衣装さんが『福ちゃんが言うと嘘っぽぉーい!』って。なんか俺の生き方否定されたみたいな!本当に寂しいんですよ!?!?」
福ちゃんが光一さんの言った言葉にグッときたって言った時の表情がとても格好良くて。あぁわたしやっぱり福ちゃん好きだな、と実感した。彼はいつも明るくてくだらないことしてるんだけど、それって彼のほんの表面で、実はとても色んなこと考えてると思うし、周りに気を遣って生きてるんだなぁと思う。光一さんのことを本当に慕って尊敬しているんだということも、とてもよく伝わってきて、彼がカンパニーの一員であることの頼もしさは計り知れない。
直さんは、事故があってもカンパニーのみなさんの思いが1本となってブレなかったこと、そしてそれぞれの人との関係の中から勇気をもらったと話していた。
エマさんは、最初はターンもできなかったのに1から丁寧に教えてくれたというダンサーさんへの感謝を述べて、その後事故の日に演技を続けられたのは、カンパニーのみんなも続けていると信じることができたからだと話し、改めて感謝の言葉を。
美波里さんは「SHOCKは舞台人のためにあるような舞台。本当は観客としてみたいくらい愛しています。みなさんもこれからもSHOCKを愛していってください。オーナーとしても、前田美波里としてもお願いです」と。
そして屋良さんは、NYでAnother Storyを撮った影響が大きくて、今年から新たな、より深い表現が出来たと思うと話し、それが観客の方にも伝わっていればいいなと話した。きっとこれは毎年SHOCKを観ている人には伝わっていたと思う。殺陣、Don't look back、Higher、コウイチが死んだと知ったシーン、全てにおいて今年の屋良さんの演技は光っていた。毎年観ていても何回観ていても、わたしはSHOCKを観るたび涙ぐむ。ただし、あんなに泣いたのは今年が初めてだった。すべて屋良さんの演技に持っていかれたとしか言いようがない。
光一さんは、Wカーテンコール(光一さんのみ登壇)含め、何度も「言葉では表せないことを学んだ。言葉には出来ない思いがある。スタッフさんにも、観客のみなさんにも感謝でいっぱいです」と言っていた。
そして「事故のあった公演、そしてその日の夜の公演を見に来る予定だった方には本当に申し訳ない気持ちで一杯です。観て欲しかったし、観せたかった。」とも言った。やはり彼にとって、取り返しのつかない公演なんだろう。実際、わたしのように何度も足を運ぶ人はまだしも、その公演しか行けずに、それだけを楽しみにしていた人は沢山いたはずだ。その気持ちを全面に受け止めて「一生忘れないし、忘れられないし、忘れてはいけない気持ちを学んだ」と言った光一さん。やっぱり彼が大きく見えた。
とりあえず、挨拶はこんな感じだった。ここからは、わたしが個人的に感じたことの話。
あの事故があった翌日のレポを読んで、その日の公演のエネルギーがすごかったということは把握していたし、事故以降の舞台の迫力が違うと誰もが言っていた。だからわたし自身、どのような舞台になっているのかとても興味があった。わたしの中でハードルはとてつもなく上がっていたはずだ。それなのに、今日はそんなわたしの予想をはるかに上回る完成度の公演を観た。
もしかしていつもより音量大きい?って思ってしまうくらい、迫力がすごかった。音も、声も、煽りも、息遣いも大きく聞こえて、舞台の世界観に飲まれてしまった。今までに観たことのない熱量のSHOCKがそこにあった。
決して今までのSHOCKがベストではなかったというわけではない。恐らく、幸か不幸かあの事故をきっかけに新たな表現が生まれたのだろうと思う。経験無しには生まれ得なかったエネルギー。SHOCKは新たなステージに突入したんだな、と漠然と思った。この舞台は一体どこまで進化するのだろう、どこまで大きくなるのだろう。わたしが今日抱いた感情は感動や尊敬だけではなく、畏怖もあったように思う。それほどに肌に突き刺さるような迫力があった。
わたしはあの事故のあった公演以来、次に観た公演では盛大な拍手を送ると決めていたが、そんなこと心に決めなくても拍手せざるをえない、有無を言わせず絶対的な輝きを放っている舞台になっていた。今までだってずっと最高の舞台だと思っていたのに、まだこんな世界があったのか、と驚嘆した。
このカンパニーを信じてきて本当に良かった。
梅田博多公演も決まったので、また新たな世界を楽しむことができることに胸を膨らませている。
とにもかくにも、東京公演が千穐楽を迎えたことを嬉しく思います。
出演者、スタッフのみなさん、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
SHOCKに携わるすべての人に賛辞を送ります。
渋谷すばる LIVE TOUR 2015~一寸先の彼~
渋谷すばるさんのソロライブに行ってきた。
チケットを取ろうにも倍率が高く、行けるなどとはさらさら思っていなかった。しかし公演まで1週間を切ったとある夜、友人から連絡が来た。
「突然なんだけど、すばるくんのライブ行かない?」
突然舞い降りた天使。嘘だろそんな誘いあってたまるかよ。行くよ、行くだろ当たり前だろ!ということで、急遽行けることになったのだ。職場で予定していた面談を速攻で調整してもらった。さすがにスーツでZeppに行く勇気はなかったので、当日の朝は着替えを一式持って家を出た。それはそれはものすごい荷物で、とてもZeppのロッカーには入らないので会場に向かう前に脱いだスーツや靴、大きいバッグもすべて駅のロッカーに預けた。
会場に着いて、整理番号が呼ばれ始めた時、
スタッフのお兄さん「整理番号が1番の方!」
周囲の客 \パチパチパチ(拍手)/
というワンシーンがあって微笑ましかった。整理番号が1番、なんというラッキーガール。最前センターに位置どれたのであろうか。
さて、本題に入る前に言っておく。わたしには渋谷すばるという人間、そして彼のライブの魅力を存分に伝えることはできない。わたしの力量不足でもある。ただ、1つ言い訳をさせてほしい。これはすばる君に限ってのことだが、すばるくんを適切に形容する言葉はすばる担にしか分からないと思っている。
すばる担というのは、少し他メン担の方たちとは異なる気がしている。というのも、多くのオタクが「自担の仕事内容」もしくは「自担の努力」を評価する傾向にある中で、すばる担はそうじゃないから。評価というと少し上から目線に聞こえるかもしれないが、あくまでもここでは良い意味で。コンサートに行って「楽しかった!」っという感想が出るのは「自担/担当グループが作り上げたコンサートが楽しかった」という意味だと思うし、それはつまり彼らの仕事内容を評価したことになる。「自担が頑張ってた!」という感想は結果がどんな結果でも「自担の努力が見て取れた」ということと同義であるように思う。他には「自担が可愛かった」「かっこよかった」、そんな風な主観的な感情がそのまま感想になることが多いだろう。
しかし(少なくともわたしの周りにいる)すばる担は「すばにゃんが楽しそう」「すばるくんが幸せそう」と言って、彼の歌を聴きながら涙を流す。彼女たちの目線は「すばるくんがどう感じているか」の一点に注がれているように思う。
すばるくんはアイドルだ。昔はどこに行ってもアイドル扱いされてしまうことに抵抗を感じていたすばる君も、今は堂々と「関ジャニ∞っていうグループでアイドルやってます!」って胸を張る人になった。彼は変わった。だから彼は今、自他共に認めるアイドルだ。それでもやはり、アイドルの中でも少し異色だと感じるのだ。
ライブで彼は言った。
「アイドルは夢を売る仕事だ、って誰が決めたか知らんけど!1人くらいリアルを伝える人がいてもいいんじゃないですかね?」
そして付け加えた。
「関ジャニ∞っていうグループででっっっっっっかい夢売ってます!!!!」
この時、全てが腑に落ちた。すばる担はきっと"リアルを伝える唯一のアイドル渋谷すばる"というアイドルに惚れ込んだ人たちなんだろう。リアルを伝えるアイドルを頂点に据え置いたすばる担にしか感じられないことがきっとあるんだろう。そして個人ではリアルを伝えてくれるアイドルが、グループでは夢も売ってるんだからもう最強じゃないか。
こんなに素晴らしいすばる君の魅力はわたしごときの語彙力やセンスでは十分に表現しえない。だから本当はこのブログのこの記事より、すばる担の方のブログとか読んだ方がいい。
現実(リアル)を突き付けてくるアイドル(堂本光一さん)とか、リアルを手に入れるんだって言ってるアイドル(KAT-TUN)とかはいるんだけどなぁ…
ところで、すばる君の歌い方については好みが分かれるだろう。わたしとしても、すばるくんの歌い方が一番好きというわけではない。ただ、好みはどうであれ彼の歌には熱がある
心から音楽が好きなんだろうなと誰が見ても分かる。彼にとって一番大切なのが「伝える」ことだからなんだろうが、熱量がすごいから好みとか関係なしに引き込まれてしまう。エイトのコンサートでも引き込まれるんだけど、やはりライブすべてを通して彼の歌声だけが届くあの世界観は渋谷すばるのものであって、エイトのそれとは違うのだ。実は、過去のLIVE MONSTERですばるくんの正面足元(すばるくんの靴が目の前10cmのところにあった)に入って歌を聴いたことがある。正直彼のかっこよさに震えたし、もう圧倒されっぱなしだった記憶がある。ただ、今回はそれをも上回るような衝撃を与えられた。グループ仕様ではなく、ソロ仕様の歌声。Zeppという通常ジャニーズがライブをやる会場に比べたら、とても小さな会場で、彼の声はただただ熱を届けてくれた。「一寸先はきっとハッピー」と歌う彼が一寸先にいた。物理的にそんなに近くなくても、あの会場で彼の声が響いたらもう彼がすぐ目の前で歌っているような感覚に包まれた。
どの曲も響いたんだが、2月9日放送のThe Coversでも披露された愚か者。あれを生で聴いたら、もう痺れるなんてもんじゃなかった。33才になったすばるくんの男気と色気が尋常じゃなかった。大阪レイニーブルースもジャズアレンジっぽく歌っていたんだが、それも同じく色気が。すごい人生経験踏んできたスナックのママが歌ってるのかと(褒めてる)思った。去年のエイトコンで初めて聴いたすばるくんのハーモニカも、あんなにたっぷり聴けて感動しきりでした。
すばる君というアイドルは、アイドルでありながら音楽なしには成立しない立派なアーティストでもあることを改めて思い知りました。すばる君がすばる君であり続ける限り、きっとすばる担は彼に惹かれてやまないのだろう。容易には知りえることのできない「渋谷すばるとすばる担の世界」にお邪魔させてもらった気分でした。
※ちなみにわたしがライブに行った日には大倉さんやら安田さんやら田口さんやら、わたしの大好きな人たちがたくさん見学しに来ていたみたいですが、最後の最後までわたしと友人は気づきませんでした!それくらいすばるくんに引き込まれてしまった、ということにしておいてほしい。
余談だが、このライブの翌日にV6のPVエキストラの収録があった。わたしはライブの興奮と翌日のPVへの期待との狭間で感情が忙しすぎて、動悸・息切れが治まらず朝まで眠れませんでした(オタクって大変)。ちょっと今度から養命酒用意しとくか。
中居正広という罠~危険な香りに誘われたわたしはただのオタク~
今日はわたしが長年避けてきた、
とある方について書きたい。
中居正広さんだ。
KinKi担が避けて通ることは出来ない存在。
SMAPありきのKinKi Kids。
KinKi Kidsが尊敬してやまないSMAP。
何故わたしが中居くんを避けて来たのか、
その理由は単純だ。
怖いから。
中居くんのこと知ったら、好きになってしまう。
彼のことはKinKiを通してしか知らないけど、それでも、知れば好きになる。わかる。
わたし「中居くんってハマったら抜け出せないと思うから避けてるんだけど、どう思う?」
友人「そう思う」
わたし「SMAPだもんね。あの中居くんだもんね。KinKi Kidsを育てた男の1人だもんね…。」
友人「光一さんの仕事観が好きなら、当然に好きになるだろうね」
わたし「だよねぇ」
中居くんは魅力のかたまり。
好きになったら、絶対抜け出せないんでしょう?
おそれず、好きになれば?
と自分で思わないでもない。
しかし、お金にも時間にも限度がある。
KinKiさんみたいな存在がもう1つ出来てしまったらきっと手が回らなくなるとわかっている。
だから、KinKi以外のグループに対しては
比較的ライトにオタクをやってきたつもりだ。
でも、もしも中居くんを好きになったら?
ライトに好きなんて絶対出来ない。
沼しか見えない。底なし沼。
気持ちよく窒息できそうではある。
光一さんをみていると
中居ism(ナカイズム)を垣間見る瞬間がある。
※ここまで随分偉そうに語っているけれど、先に書いたとおり、中居くんのことをよく知っているわけではない。きっと今から書くことに、間違っていることも、解釈の違いもあると思う。そこはどうかご容赦いただきたい。
SMAP、そして中居くんの背中を見て育ったことに加え、潔癖っぽいところとか、基本仕事人間なところとか、色々共通するところがあるんだろう。あとほら、野球好きだし、女心わかんないし?
でもまぁひとまず光一さんの話は置いておいて
避け続けてきた中居くんについて、なぜこのタイミングで話そうと思ったのか。先に言っておくけど長くなる。まとめるの、死ぬほと苦手でごめんなさい。
わたしが「もう中居くんのこと避けてくの無理かも…」と思い始めたのは、SMAPとキスマイの共演が増えた頃。
「みっくん」こと北山宏光さんが好きで、色々番組とかも見ている。そうなると、中居さん(みっくん目線で考えているときは呼び方が「さん付け」になりがち)を避るのは無理だ。
だって中居さんのいるところにはみっくんがいる。
「中居さんマジ尊敬してんすよ!」という気持ちが、あのキュルキュルなみっくんの目から溢れ出している。視線の先には中居さん。何かにつけて中居さん。
理性とは裏腹に、本能で「中居さんのことを知りたい」という思いが少しずつ強くなっていた。
2013年11月15日
追い打ちをかける事件が起こった。
キスマイのコンサート
「SNOW DOMEの約束」in 東京ドーム
中居さんがバックダンサーとしてジュニアに混じって踊っていた(その後放送された「スマシプ」という番組内の企画だった)。
中居さんが踊っている!
わたし(たち)の前で!
中居さんを見たのは初めてではなかったけれど、彼を知りたいという衝動を必死で抑えていた矢先に予想外に現れた中居さんがもうヤバかった(語彙力)
彼への興味をいよいよ隠しきれなくなった頃
2月18日放送のナカイの窓を見てしまった。
以前放送された、「中居を知る人SP」の未公開特集だった。中居くんに関するクイズに、「中居を知る人」として呼ばれたゲストの島崎和歌子さん、柳沢慎吾さん、大槻一人(=RIP SLYMEのSU)さん、ハライチ澤部さん、みっくん、出川哲郎さん(ロンブーの淳さんもゲストだが、司会役のためクイズには不参加)が答える企画だった。その中で「中居が最も尊敬する人は?」というクイズが出題された。さんまさん、マイケル・ジャクソン、マッチさん、原監督といった予想がなされる。
中居くんがなんて答えるのか待ってる間、
「でもこれタモさんって答えたら
『じゃあさんまさんは?』ってならないかな。」
「マッチさんって言ったら
『東山さんは?』ってならない?」
と、無駄な心配をしてた。
中居正広を心配だなんて、よう言えたな?
中居くんの回答は「SMAPさん」だった。
誰を比較するでもなく、誰の名誉も傷つけることなく、でもきっと本音であるこれを言い放てる中居くん。以下ニュアンスですが、彼はこう付け加えました。
「俺は抜いて、4人よ!本当にすごくない?もう42,3とかなのに福岡ドームで4日間やる。俺もう動かないもん。この人たち本当にすごいよ。」
(2014年2月18日放送「ナカイの窓」)
もちろんSMAPさん全員すごいよ?
でも、この回答しちゃう中居くんがすごいよ。
さすがSMAPってかんじ?
続いてのクイズは「一番好きなSMAPのシングルは?」というものだった。SHAKE、オリジナルスマイル、ベスト・フレンド、セロリなどの予想がされた。
「中居くん、こういうとこでベスト・フレンドとか言わなさそう…」
と見てたわたし。
中居くんは「Mistake!」を選んだ。
最近の曲を選ぼうというのは多少意識しているのかもしれないが、それにしてもなぜミステイク?
中居くん「まずメロディーが大事でしょ一番。で、次ね、振り付けが好きか嫌いか。で、次、衣装が自分の好きなものかどうか」
そして続けた。
「あと平均的に5人がカッコいいかっていうのがある」
「ミステイクね、平均的のクオリティが全員高いのよ」
「これね、みんなカッコイイんだよ!みんなカッコイイの!」
メンバーのことをこんなにも良い意味で客観視して、素直に褒められる中居正広(42)がカッコイイ
「シングル曲に関しては一切口を出さない」
「俺が口出すことじゃないかな?って」
「みんなが歌いたいの歌ってもらった方がいいじゃん」
本当に物事をよく考えて仕事をする人なんでしょうね。中居正広という人間の奥深さがどんどん伝わってくる。
余談だが、自分よりグループ優先の姿勢はみっくんにも見て取れる。どうしたら玉森・藤ヶ谷をカッコよく見せられるか、そしてどうしたら舞祭組においしいところを回してあげられるか。
わたしが見る限り、彼はいつもそんなふうに行動している。もう少し自分のことにも欲張りになってもいいんじゃないかって思うくらい。中居くんと仕事をするようになって、そんなところが一層色濃く見受けられるようになった気もしている。わたしは中居くんを避けてきたと思っていたが、ナカイズムを受け継いでる光一さんやらみっくんやらをホイホイ好きになっていて、結局中居くんには最初から負けていたのだ。
そして最後のクイズ、「中居がこの6人(ゲスト)の中で苦手な人物は?」
この問いに
自分ではないかと思う柳沢慎吾さん、大槻さん、みっくん。
そしてほかの3人は北山予想。
- 柳沢慎吾:1票(自己投票)
- 大槻一人:1票(自己投票)
- 北山宏光:4票(内1票自己投票)
柳沢さん「オレかな?」
中居くん「なんでそんなこというの?」
この返しにウルッっときちゃう柳沢さん。
大槻さん「(自分が)ダメな人間なんで…」
中居く「何を言ってんの?ちゃんとしてるじゃんか普段!!」
嬉しそうだし泣き出しそうになって、手で口覆っちゃう大槻さん。
中居くんにそう言ってもらっただけで嬉しくなっちゃう2人のことを考えたら、中居さんがどれだけ好かれてるのかよくわかる。
そして6回ご飯に誘って6回断られ、
「恐らくハマってないな」って思うみっくん
中居くん「全っっ然だよ!!」(大声)
6回誘って全部断られたらそりゃちょっと思うところあるだろうけど、でもたぶんそうじゃない。「苦手な人をつくらないために、やりやすい人(好きな人)もつくらない」って言う中居くんのことだから、きっと「特別」を作らないんだろう。
わたしも「選ばれるのはみっくんかな?」ってリアルに思ってしまった。同じ事務所だし、言いやすいじゃん。でも、冗談でも、後輩が今後気にするかもしれないようなことを軽はずみに言うような人じゃないんだ中居くん。
でも、だとしたらなんて答えるっていうんだ。
結局答えは
「大つき」
※"つき"が平仮名なのが可愛い
泣いてる大槻さんに
「お前の涙なんか知らねーよ」
と突き放し、追い打ちをかける中居くん
そしてわたしが感激したのは次の一言だった。
「お前がなんで俺がヤダかって?オレの全てを知ってるから」
そう言って、彼は悪い顔して笑った。
その瞬間大槻さんがすごくいい笑顔になった。
鮮やかだ。
鮮やかすぎた。
大槻さんにとって最高に嬉しい言葉じゃないか。
ここまでが、先日のナカイの窓でわたしの感情に抑えが効かなくなった理由だ。
そしてここからは、知ってたけど口にしたらどんどん好きになっちゃうからって思って語らなかったこと。
2月3日に放送された「中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!」で、中居くんが自身が
ファンサービス0だと言っていた。
「ライブの態度悪い」
「ずっと下向いて踊ってる」
「恥ずかしくなってきちゃった」
「恥ずかしくなってきちゃった」というのは本当かもしれない。中居くんシャイだし、たしか恥ずかしさに耐えられないからもう恋愛ドラマやらないって言ってたし。でもきっとそれだけじゃない。
どの番組で見たか思い出せないし、
誰が言ったかも曖昧だけど、
(たしか松潤だったかな?)
初コンサートの時に中居くんにアドバイスを求め、
「一番後ろ(天井最後列)で見てごらん。
アリーナの最前列も、そこも同じ値段なんだぜ?
信じられなくない?それを意識してやりな。」
と言われた話をしてた。
もちろんこの言葉も良いんだけど、
そこはメインじゃない。
だってそれってあの規模の会場で一律料金でやるなら、プロとしてそれを意識してやるのは当然のこと。
もちろんそれが当然だろ?なんて上から目線で思っているのではなくて、SMAPだから、それくらいのことは意識していても驚かないってこと。
だってSMAPだよ?
あのSMAPだよ?
わたしたちの想像なんて簡単に超えてくる。
で、何が言いたいかというと、
「本質は意識するしない、ではない。」
ということ。
それを意識したって、実際にどの席でも楽しめるコンサートを作るのは簡単じゃない。でも、意識だけしたって、実現できなければ意味がない。中居くんが特定の人にファンサしたりしないのは、誰か個人に対する特別感よりもコンサートという作品をみんなに平等に楽しんでもらうための手段のひとつではないんだろうか。違ったら申し訳ないけど。
この発想はKinKi担であるが故なのだが、コンサートで特定の人に手を振らない光一さんは以前こんなことを言っている。
そりゃあ、近くにいるお客さん一人ひとりの目を見て笑顔で手を振ったら、心をつかめると思いますよ?でもわりと早い段階で「これ要らないな」と思ってしまった。ファンサービスよりパフォーマンスで、お客さんの心をつかめるアーティストになりたい、ならなきゃと自分に課した瞬間があって。「もう一度手を振ってほしい」と言われるより、「もう一度あのステージを見たい」と言われる人になりたい。そのほうが僕は100倍うれしい。
(2015年2月号 日経エンタテインメント掲載「エンターテイナーの条件 vol.18」)
光一さんはよくコンサートで
「後ろの方!見えません!!!!!!!」
「アリーナ!見てません!!!!!」
と言い、会場を笑いに包んでいる。
でも、こんな暴言だって裏を返せば
「席による距離の差も意識して理解している」
という証拠だと思っています。
「後ろの方~!見えてるよ~!」と言ってくれるアイドルもちろん嬉しいし、実際ライトとかあたると結構見えるって光一さんも(実は)言っている。
でも「見えてるよ」って言ってくれる一瞬以上に、コンサートの時間全てを楽しみたいじゃないか。
KinKiのコンサートは照明の演出が本当にきれいだ。天井から見ているとよくわかる。1回も2階に入れない年にはアリーナと交換してでも一度は2階席に入りたいと思ってしまうくらい。SHOCKも、2階席が楽しめるような演出が多い。ちなみにSHOCKの2階席も前方はS席で1階と同じ料金だ。
SMAPのコンサートを見てきたKinKi Kidsは今、そのMCの長さと(!)、全ての観客への配慮を忘れない姿勢を受け継いでコンサートを作り上げているんだろう。
そして先ほど引用した記事の中で「~と自分に課した瞬間があって」と光一さんが言っているが、これはナカイの窓で中居くんが言った「10年くらい芸能人の友達は作らないって自分の中で決めた」っていう言葉とリンクする。
常に自分で決めた軸を守って仕事している感じ。中居くんも光一さんも多くを語らないし、自分の辛さは見ている人には関係ないっていうスタンスだから裏側を見せたがらない人だと思う。お客さんはお金を払って見に来ているんだから、余計なことは考えずに目の前のステージを楽しんでくれればいい。裏での苦労も傷も知らなくていい。そういわれているような気がする。だからわたしは彼らに最大の敬意を払って、ステージを見るときにステージ裏の苦労は考えないようにしようと決めている。
ちなみに、他にもわたしの中で重なる言葉がたくさんある。
中居くん「今の自分を、数年後には恥ずかしいと思える自分でいたい」
光一さん「昨日より今日、今日より明日。常にその時のベストを尽くすだけだ」
中居くん「反省はしても後悔はしたくないから」
光一さん「後悔は残したくない。自分なりに納得のいく表現をした上での「ダメ」という評価なら怖くないし、そのときこそ、何かを変えるべきタイミングなんだと思います。」
中居くんがすべてを教えたわけではないだろうが、少なくとも彼の背中を見てきたことでの影響はあるだろう。光一さんはしっかりとナカイズムを受け継いでいる。わたしが惹かれてやまない光一さんの仕事観の源流が中居くんなのだとすれば、わたしはやはりいつか中居くんの沼にも沈む宿命なのかもしれない。
SMAPは昔、ステージに出てもお客さんがいなかった、という苦い経験をした。「KinKiにはそういう思いはさせたくない」と言ってくれた中居くん。KinKi Kidsがデビュー前からファーストコンサートを武道館で行えるほど人気を集めたのは、彼らの努力だけでなく、もちろんSMAPさんの力もとても大きい。
最後に、有名ですが昔中居くんがKinKiさんに宛てたメッセージ。いつの雑誌かもう分からず、ちょっと出典不明。ネットに溢れているので各自調べてください(放棄)
光一さんへはコチラ。
何はともあれ、学校へ行け。寝坊するな。学校は、この仕事が万が一のときの保険として行くんじゃなくて、学校じゃなきゃ学べないものがあるからなんだよ。多感な十代に芸能界での生活だけじゃなく、普通の生活との両立が必要だと思うんだ。普通の友だちを大事にしたほうがいいぞ。
一般の生活も大切にしろって言われたのにフードコートとかによくある「音と振動でお知らせしてくれる呼び出しブザー」も知らない世間知らず王子になちゃったけど。
剛さんへはコチラ
お前は基本的に真面目だからな。 しかも、生まれ持った才能もある。 でもな、いつか何らかの形で壁にぶち当たること 、悩みに陥るときがある、と思う。 そういうときは、オレより光一に相談しろ。 SMAPは6人だけど、キンキはふたりなんだから。 右も左もひとりしかいない。 相棒はひとりしかいないんだ。 その相棒を常に信じなさい。
中居くんが言ったとおり、剛さんはとても大きな壁にぶちあたって、悩みぬいた。そこで光一さんに支えられてきたし、光一さんもそこで成長した。「あなたはあなたらしく」と言ってくれる相棒を剛さんが信じて来たからこそ今のKinKi Kidsがあるんだろうなと思います。信じられたのは彼自信の力ですが、その力の源には中居くんがいるのかもしれない。
KinKi Kids自身の努力はもちろんあるけれど、彼らが頑張ってこられたのは中居くんやSMAPさんのような先輩がいて、その背中を見てくることができたからだろうなと改めて思う。
キスマイもそう。
中居くんの仲間や後輩に対する優しさや温かさは本当に奥が深くて頭が下がる。中居くんには尊敬しかない。
ほらね、だから言ったんだよ。
中居くんを好きになったら抜け出せないって。
わたしは中居正広というアイドルの仕事観と、その奥深さにどうしようもなく惹かれている。
罪深き男、堂本光一さん~SHOCK育ちのヲタクの幸福とその弊害(気づいた時には手遅れ)~
オタクの友人とご飯に行ってきた。ずっとご飯に行こうと話していたのに予定が合わずすれ違っていたのだが、偶然連絡をもらい、話の流れで急遽会えることになった。
彼女は元々は光一担(現:横山担)で、過去にはV6坂本担も経ている。KinKiやV6のことで頭がいっぱいな割に過去には並行して8年間も大倉さんのことも好きだったわたしとは話が合う(と、わたしは一方的に思っている)。彼女と会えば必然的にJフレとエイトの話をして盛り上がるのが通例だった。17時過ぎに会うことを決め、この時はまだ家ですっぴんで部屋着だったが、仕度を済ませ18時頃には待ち合わせ場所に着いた。話の合うオタク友達と地元が近いというのは実に喜ばしいことだ。
久々だったので近況報告を簡単にしながら、わたしのお勧めのお店へ向かった。そして食べることが大好きなわたしたちは美味しそうなものを片っ端から注文する。乾杯を済ませたところで本題スタートである。
平日(木曜日)の夜ということもあり、小さな隠れ家的レストランにはわたしたちの他に客がいなかった。そんな環境も助けてわたしたちの話は弾み、22時半頃まで話し込んだ。今回はその会話の中で何よりも盛り上がった「堂本光一」というジャニーズを代表するイケメン王子の罪深さ について書きたい。ちなみに、罪深いといってもこれはもちろん悪い意味ではなく、褒め言葉なのでご安心を。
わたしたちは最初、横山裕さんの主演舞台「ブルームーン」が決まったという話をしていた。舞台の一番良い観劇スケジュールは①初日②中③千穐楽を押さえたもの(無論、これはわたしたちの単なる個人的な意見である)であり、余裕があれば他の日程を追加したいなどと語らっていたのだ。もちろん初日や千穐楽などそう簡単に確保できるものではなく、端的に言えば①序盤②中盤③終盤を見たいというだけの話である。
「その3点を押さえれば、舞台の変化と成長が見えるもんね~」などと偉そうな口ぶりのわたし。光一王子の罪深さについて語らうきっかけとなったのは、次の友人の一言だった。
「そういえば、聞いた話なんだけどさ…
舞台って中だるみするらしいよ。
まぁ横山さんなら中だるみなんかせずに頑張ってくれるって信じてるけど。(先の発言が衝撃的すぎて、この部分はわたしの耳には遠く聞こえている) 」
わたし「え?」
この時点でわたしは何の事だか理解していない。友人は続けた。「人やモノ(作品)によっては、中だるみするんだって。知ってた?」ようやく理解し始めたわたし。しかしにわかには信じることができない。わたしは答えた。「知らない、何それ?中だるみするの?舞台が?え?」
もちろん彼女が言う「中だるみ」が何かは理解している。わたしが信じられなかったのは「舞台において中だるみが発生する」という事実である。友人は「信じられないよね。だってわたしたちSHOCK育ちだもんね」と付け足した。
KinKi担にとっての常識は「舞台は進化し続けるもの」であり、「昨日より今日、今日より明日はより良い作品になる」ことである。これは光一さんがいつも言っていることである。たとえ公演数が1000回を超えようとも、初日だろうと千穐楽だろうと、彼はただ目の前にある1つ1つの公演に「その時のベスト」を尽くすことだけを考えている。それが堂本光一座長の根本にある考え方だ。その姿勢は過去の様々な発言からもわかる。
たとえステージが成長していても、自分自身がその成長に追いついていなかったら、新しい『SHOCK』は演じられない。ですから、まだまだ満足せず、さらに精進していい作品を作り続けていきたいと思っています。
(2006年 Endless SHOCK パンフレット)
1回1回の舞台をキチンとやっていかないと、次は絶対にないと思っています。(2007年 Endless SHOCK パンフレット)
『Endless SHOCK』の舞台にしても、この3年の間に900回(2012年3月30日)や1000回(2013年3月21日)公演の節目がありましたが、特別な感慨はありませんでした。「来年もやりたいからがんばろう」などと考えたことは一度たりともありません。僕にとって大事なのはいまなんです。いま目の前にいるお客さんを楽しませないと、次はないのです。(2014年3月14日、堂本光一「僕が1人のファンになる時2」)
本当は今年のSHOCKのパンフに素晴らしい発言があるのですが、まだ公演中で販売中のものなので掲載は控えました。だから是非買って!!!!
座長がこういう方なので、中だるみとは無縁。つねに右肩上がりで磨き上げられていく。それがSHOCKという舞台なのである。
わたしはKinKi担だが、ジャニーズは手広く好きだ。具体的な作品名をここで挙げることはしないが、過去にはSHOCK以外の作品、つまり先輩・若手グループやジュニアの舞台(ミュージカル・ショーを含む)なども多く観劇してきた。その中でもミュージカルやショーの色が濃い作品を見て「あれ?」と思わされたことは多々ある。どの作品も出演者が大切に作り上げた作品であり、低評価を受けるような作品ではないだろう。それなのにどこか物足りなさを感じてしまうのである。つまりは、SHOCKのレベルが高すぎるのである*1。初めて見た作品がSHOCK以外の作品なら、いつかSHOCKを見たときに「SHOCKってレベル高いんだな…!!」と知るのだろう。しかし初めて見た作品がSHOCKの場合、その完成度に感動しつつも「舞台(ミュージカル)ってこういうものなんだ」と思ってしまうのである。
SHOCKが基準になっているKinKi担の方に告ぐ。「ミュージカルの基準がSHOCKレベル」っていう人!!!!!それ違いますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちなみにわたしも友人も、初めて見たフライングが光一さんのフライングだった。ジャニーズで最も美しいと言われる光一さんのフライングも、それが初めてだと「フライングってこういうものなんだ」と信じて疑わない。そして後にほかの誰かのフライングを見て初めて、光一さんの美しいフライング技術がいかに尊いか気付き、戦慄するのである。
これは余談だが、わたしはもう何年も光一さんがVS嵐に出演してくれる日を心待ちにしている。光一さんがクリフクライムでお台場のアゴを攻略し、上から美しいフライングで下りてくる姿が見たいのだ。ジャニーズのフライング技術の究極を見せつけてほしい。今のところブンブブーンもVS嵐も火曜収録なので難しそうだが、どちらもフジだしそこはナントカ都合つけてくれ。頼む。
先日のブログEndless SHOCK 2015~今年も行ってきました~ - 明後日までは、とても待てない
にも貼り付けたが、改めて光一さんのフライングの美しさを称えたいのでもう一度貼っておく。
友人「光一さんって絶対アンドロイドだよね」
わたし「あの人本当に空飛んでるもんね。ワイヤーはお飾りだろうなぁ」
友人「自力で本当に空を飛んでるのに、それを人間らしくみせるためにワイヤーつけてるんだよね」
そんな会話を真顔で出来るくらい、光一さんは美しいのだ。フライングに限らず、全てが。本当に生きているのかと長年KinKi担やってる今でも疑ってしまう。彼は空飛ぶ奇跡だ。
わたし「コンサート行くと、光一さんのスイッチどこかなって探しちゃう」
友人「わかる。溶接の継ぎ目とかね。」
わたし「歌詞間違いはバグかな」
友人「違うよ、あれはより人間らしく振舞うためのプログラミングだよ。ミスすらもプログラムされてるんだよ。」
こんな会話を彼女と会うたびしている気がする。
さて、話を戻そう。わたしや友人のように光一さんの仕事に慣らされて育ったKinKi担はいつの間にか満足基準がとんでもなく引き上げられてしまう。光一さんを好きになったことで、光一さんじゃなきゃ満足できないオタクになってしまって、気づいたときにはもう手遅れ。手の施しようなどないのだ。辛いがこれが現実である。絶対的な王子に1度引き上げられたハードルは、他の男が簡単に超えることは出来ない。そしてわたしと友人は呟く。
「光一さんって罪深い…」と。
*1:あくまでもジャニーズでの話です。もちろん、ミュージカルが本業の方々のなら素晴らしいものは沢山あります!
Endless SHOCK 2015~今年も行ってきました~
やっと行ってきました。開演して3日目の2月5日昼公演。今年の私のSHOCK初日!!!その感想なり考察なりをちょっとしたためておこうかと思います。ネタバレ含みますので、ネタバレが嫌な人は読まないでくださいね!!演出・構成についてのネタバレたっぷりありますのでお気をつけて!
いい?
いい?話すよ??(早く話せよ)
では始めます。ゴホン(咳払い)。
まず今回のキャストはかなり大幅に変更されたことはみなさまご存じかと思います。先日のSHOCKの制作発表の記者会見に運良く行っていたのですが、その時のキャスト発表ではかなり驚かされました。ふぉ~ゆ~からマツと辰巳君、加えてやまりょ(山本亮太)の出演がなくなり、越岡さんと福ちゃんが引き続き出演。そして去年の帝劇公演以来の出演になる岸(優太)君。そしてJr.から新たに野澤君、岸(孝良)君、諸星君、オーナーは2013年以来2年ぶりになる前田美波里さん、リカ役にラフルアー宮澤エマさんを迎えての新キャストです。
※岸君が2人いるので書き分けなければならないのですが、岸優太くんをずっと岸君と呼んできたわたしには「優太君」とは呼びづらいのでそのまま「岸君」と呼びます。岸孝良くんについては「孝良君」とすることにします。ちょっとややこしいですが悪しからず。
毎年、観る前から自分の中である程度注目ポイントみたいなものをなんとなく頭の中で整理しているのですが、今年は以下の通り。
1.今年のリカ(これは毎年恒例。注目しなくても自然と把握することになるけれど。)
2.もう「後輩」ではいられない岸(優太)君。さらに成長した岸君が演じるユウタをどう見せて/魅せてくれるのか。
3.光一さんがどういう変化を加えてくるのか(特に演出・構成面)、そしてそれにどんな意味があるのか
4.出演は去年から引き続きとはいえ、コウイチチームという新たな挑戦をする越岡さん。今年のコシオカをどう演じてくれるのか。
5.マツと辰巳くんがいない中、越岡さんと福ちゃんがどうやってバランスを整えてくるのか。
6.ヤラの表情(これが毎年結構変わる)
7.新キャストのJr.3人
まぁ細かくいえばもっと沢山あるんですが、ざっくりとこんな感じ。毎年SHOCKを観劇されてる方は大体似たようなところに注目してるじゃないかなぁ(当てずっぽう)
以上の点に注目して観たつもりですが、それについての感想は箇条書きにはせず感想の中に勝手に織り交ぜて書きます。
屋上のシーンでまず思ったこと。エマさんが演じるリカがSHOCK史上最高に好きだ!!!!!(大声)(拡声器)
これ注目ポイントの1つ目に挙げた項目ですね。
わたし、まずリカっていうキャラクター自体があまり好きではないんですよ。あの女っぽい感じというか、自分がなくて、頭の中はコウイチでいっぱいで、コウイチについていくことしかできないリカが好きになれない。SHOCKはリカの成長ストーリーでもあるので、最初(1幕)のリカが好きになれないのはそれはそれでいいんだと思う。しかし私見を言わせてもらうと、劇中のあの厳しいであろうカンパニーの中で小さいころからやってきて、しかも元演者かつ現劇場オーナーの母親を持つ人があんな依存的で主体性のない性格に育つかな!?って思ってしまうんです。これを言ってしまうとそもそもの設定に無理があると言っているように聞こえるだろうがーいや、実際に今まではそう思っていたのかもしれないー、エマさんのリカには無理がなかったようにわたしの目には映った。
失礼ながら、わたしエマさんのことをあまり存じ上げずにおりまして。人柄はおろか、どんな演技をするのかも知らないままSHOCKを観劇したんですが、まず声も表情も一本芯が通っている感じ。可愛い~くせして~芯がある~♪*1ですよ。SHOCKの 未来を預ける価値のある人 なんじゃないかって本気で思ったね。まぁリカはほぼ毎年役者さんが変わるので、来年もエマさんが演じる可能性がどれだけあるかって言われるとわからないし、リカ役の女優さんを変えることで新鮮さとか色々な見方が生まれることは間違いない。だからどちらがいいとは言えないのだけれど。でもわたしが観劇してるときはものすごく軽率に「毎年エマさんにリカやってほしい」って思った。
そんなわけで、エマさんが演じるリカは今までのリカと比べると浮ついてないというか。もちろんコウイチが好きだし、頭の中はコウイチでいっぱいなんだけど、リカが人生において今まで踏んできた舞台の場数をも思わせる佇まいがあったと思うし、リカが置かれている環境の設定に違和感なくなじんでいて良かった。演者としての凛としたリカと、女としてのリカ、その両者の葛藤が見られるリカの演じ分け(本人が意識しているかどうかまではわからないが)があったというか。だから今までのリカよりも共感できた。「ただ甘やかされた女の子」ではなかったから。好きだ(何回でも言う)。
あと、声質なのかトーンなのかわからないけれど、光一さんと歌った時の声の重なり方が好きだった。2人の声の相性というのか。歌が上手いリカは今まで数多くいたけれど、あれはもう相性としか言いようがないんじゃないかな。素人の感想なのでアレだけど(語彙力)
屋上の
コウイチ「時間はあとで決めよう」
フクダ「今決めておいたほうがよくない?」(ニュアンス)
のシーンで、最後フクダが捌けていくときに「お二人(オーナーとコウイチ)でごゆっくり~」って言ったの笑った。今まででの絡みで一番好きかもしれない(笑)
そしてオーナーがコウイチの手に手を重ねるシーン。オーナーがそっっっと手を置いたらコウイチが「いつも重みを感じてるのに、すごい軽くきたぁ(笑)」って言ってて和んだ~。いつもは重くて手が抜けないっていうネタだったのに、不意打ちくらうコウイチ(いやあの瞬間は光一さんだったかな?)可愛かった。
あと余談なんですが、インペリアルガーデンシアターのオファーしてきたプロデューサーさんの台詞で1つ気になったことが。今まではたぶんオーナーがパーティーに誘った後に"Sure!"って言ってたと思うんだけど、あのセリフなくなった?それともわたしが聞き逃したのかな?それが聞こえなかったもんだから、オーナーがプロデューサーを勝手にパーティーに連行したみたいに見えちゃった(たぶん他にもっと注目すべきところある)
屋上から下りて、みんなでパーティーに向かう時に「Tonight ya ya・・・パーティー♪Tonight ya ya・・・パーティー♪」って大声で歌って、最後に「ごめんなさい!」って言って捌けていったモロホシ可愛かった。というか微笑ましかった。すっかりカンパニーのテイストを掴んでる新キャスト。頼もしいです。
インペリアルガーデンシアターからオファーが来たっていう知らせを受けて、みんながオン(大劇場)に行きたいって口々に言う中、ちょっと戸惑いというか遠慮みたいなのを見せるフクダ、すごく良かったです。フクダというキャラクターの人間性が今回はものすごく絶妙に見えていて、良かったなあ。いやぁ、良かった(言い足りない)。わたしにしてみれば、フクダみたいな感覚を持ち合わせているほうが自然だと思うんだけどね~。今までお世話になったオーナーの劇場を離れることになるのに、そのオーナーの前でよくみんなあんなに手放しに喜べるなっていつも思っていて。だからフクダのその人間性が見えるほど親近感を持てる。ここの演じ方については光一さんと福ちゃんもパンフ掲載の対談で語っていたので、ぜひパンフ買ってほしい。本当に今回のパンフおすすめだから買って。
¥2,500です。
チケ代の1/5です。
光一さんが、屋良っち、福ちゃん、越岡さん、岸くん&野澤くん&孝良くん&諸星くん、前田美波里さん、エマさん、直さんのそれぞれとがっつり対談していて読み応え抜群です。
で、ここから注目ポイントの2つ目。オンに行く行かないの話がこじれてヤラが走って行っちゃうじゃないですか。それをみんなが追いかけて、最後にユウタも行くんだけど、一回立ち止まる。今まではユウタ(役)としてもも岸君(演者)としても最年少かつSHOCKの主要ジャニーズメンバー内で誰より後輩だった。だから、なんとなく「どっちに行っていいか分からず迷うユウタ。しかしコウイチに言われて結局ヤラを追いかけるユウタ。」に見えたんだけど、今回は岸くんももう3年目でユウタにだいぶ貫禄が出てる。実年齢はたしか今も岸君が一番年下だと思うんだけど、Jr.3人よりもSHOCKキャストとしては先輩になるわけで。野澤くん、諸星くん、孝良くんよりも佇まいが板についてる分、どこか年下感が抜けて頼もしく見えた印象でした。だから今回は「コウイチとの了解のもと、支えになるためにもヤラについてくユウタ」に見えた。SHOCK初参加の時はいっぱいいっぱいだった岸君が、あんな風にユウタを演じるようになったんだなってかなり感動しました。初参加の2013年はもっと汗だくで必死で踊ってたよね。あの時は「今は笑うシーンだ笑わなきゃ!!!」みたいな笑顔だったのが、今年はもう自然に笑ってました。一緒に観劇した岸くん担の方も「余裕が出た」っておっしゃってましたので(わたしより信頼性のあるコメントである)、間違いないでしょう!
それと個人的にはターンが上手くなったなって思いました(なにを偉そうに)。クルクル回る岸君、すごく美しく回っていてびっくりでした。表情もターンも格段に良くなっている岸君。ダンスも、力を入れるべきところと抜くべきところを掴んできた感じなのかな?いい意味で前作より柔らかくなったように見えるし、力みすぎてないダンスになったかな?若干遅れてるかなって思ったところもなくは無かったけど、振りをピッと止めるところにはきちんと合わせていたので、本人の踊り方のクセなのか。それとも筋肉がもう少し必要なのか。でも光一さんに筋肉自慢しちゃうくらいには鍛えてるという岸君。きっとここからぐんぐん伸びるんだろうね。まだ若いから、自然にこれからいろいろと吸収するのかなって思います。歌も、これからもっと年齢を重ねて声がだんだん低くなっていくだろうし、発声法みたいなものも習得していけたら最高ですね。密かに期待を寄せています。
ここからは注目ポイント3つ目に挙げた点。演出・構成の大幅変更について。
まず衝撃を受けたこと。
AMERICAがない。
えっそんなことあるの?(あった)いやぁ大きく変更してきたなぁ…。まだ代わりの曲目聴きなれないので違和感はあるけれど、これは悪い違和感ではない。新鮮さを噛みしめている感じ。なんか全体的に白っぽくまとめられていて、今までの演出と比べるととっても綺麗にまとまってる印象でした。聴きなれたAMERICAが聴けない寂しさは否めないけれど、意表を突かれた感じでなんだか気持ちがいい裏切り方でした。SHOCKエンディングかと思うくらい白かった気がします(記憶力があまりよくないので、実際そんなに白くなかったらごめんなさい)
あとJungleの演出結構変わってたね!!ヤラとリカの絡みがけっこうしっかりあって、なかなか好きでした!!!ちなみにエマさんはダンスはほどんどしたことがないそうだけど、そんなこと感じさせない踊りっぷりでした。もちろん相当稽古もしたんだろうなぁ。
それから、ソリタリでヤラの出トチリ。前よりもヤラがかなり舞台まで出てくるようになった(よりセンター寄りの方まで出てくるようになった)かなぁ?これは単にわたしの感覚的な話なので演出変更ではないかも。気のせいだったらすみません。あとはコウイチの台詞が増えた。「俺がヤラの位置に入る。いつも通りにやってくれ」みたいなことを言うんだよね。あれはとってもシーンが分かりやすくなったなぁ。前はチラッとヤラが出てきて、スッとコウイチがフォローしてたところだった。今回の台詞でヤラが出られなかったっていうのが明確に分かるようになってる。実際に舞台に立ってたらあれくらいの会話があって自然だと思うし、個人的には好きな変更点です。
1幕終わってバックステージのシーン。ヤラが出られなかった理由をフクダから聞いて「また荒れなきゃいいけど」って言うコウイチ。これも今年から追加された台詞。この台詞が加わったことで、コウイチがヤラの性格を知っていること、そしてヤラは普段からこういうことに敏感というか、荒れやすい性格なんだなってことが分かる。これから起こる事故は、今までだっていつ起きてもおかしくなかった。ヤラはずっとずっと少しずつストレスを溜め込んで、プレッシャーや恐怖心と戦ってきていたんだなっていうのが読み取れる。ヤラが「ただ自分が出られなかったことに怒っている」のは、「見せ場を潰されたら怒る」のは、きっと自分の中に焦りがあるから。恐らく幼少期に雨の中で踊るコウイチを見た日からずっと感じていた焦り。それが、大人になってリカへの恋心も自覚していく中でさらに加速していった。そんなヤラに心の余裕なんてなかったんでしょうね。
コウイチとヤラがお互いの胸元をつかみ合って言い合うシーンは台詞じゃなくて歌に変更されました。とってもミュージカル感が増した感じ。台詞がそのまま歌の歌詞になるっていうのはミュージカルの典型だと思う。その点光一さんが目指している「削ぎ落とされた無駄のない美」っていうのには近づいたんだろうか。台詞を必要最低限にして、歌やショーに出来るところを見つけていくっていうのは削ぎ落とす作業そのものじゃないかと思うので。元々の台詞が「今立ち止まったらそこで終わりがきちまうんだ!!!」だったと思うんだけど、歌詞では「今立ち止まったらそこで終わりがきてしまう~」になってたと思う。たぶん、たぶんね!!!記憶が正しければね!!!
ここでもう1つヤラについて記しておきたいことがある。去年までのヤラの動きはたしか
①楽屋にある刀を手に取る
②刀を鞘から少し抜く
③キンッ!と鞘に戻す
④刀を投げ捨てて立ち去る
っていう流れだったと思う。今年は②と③の動きがなかった!!!光一さんにとってあの動きは削ぎ落とすべき対象だったんだろうか。たしかにヤラが刀を確認したとはいえ、その場で本物の刀と入れ替えるわけでもない。あえて鞘から抜く必要はなく、単にあの瞬間に刀を入れ替えることを思いついたことが伝わればそれでいいと判断されたんだろうか。削ぎ落とした先の美を追求している光一さんの感覚がどんどん研ぎ澄まされた結果、ジャニーさんに「無駄がない」って言わしめたんだろうな~。さすがだな~。褒めて伸びるタイプではない光一さんを決して褒めないジャニーさんがつい褒めちゃうくらいだもんな~~~~~~~~~
あ!あとさ!!(突然なに)
劇中2幕(Japanesque)5分前で、リカが「わたしは何があってもコウイチについて行くから!いつだってそうしてきたから!だってそれしか分からないしっ…!」って言うシーンあるじゃないですか。リカというキャラクターの弱さが最も垣間見えるシーン。鏡台(自分の楽屋設定?)に戻るコウイチを少し追いかけ気味で言う台詞なんだけど、光一は斜め左奥に戻っていくのに、リカはほぼ真後ろに下がって行くのね。最終的にオーナーがリカの肩に手をまわして止める流れだから、あえてオーナーの方に下がるんだと思うんだけど。でもコウイチが斜めに下がってるのに、リカは真後ろに下がることにわたしは違和感が拭えずにいたんですよ。違和感は2013年のSHOCKの映像見てもらえれば分かりやすいと思う。
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でも今年のリカは追いかけすぎないし、戻っていくコウイチに少し置いて行かれた感があるような動き方だから自然に見えた。そういう意味でもこのリカの動き方はわたしの中で消化しやすくて感動した。細かいかもしれないけど、わたし以外にもわかってくれる人がいるだろうか、この感動。
あのときのコウイチは相当余裕がない。リカのフォローもできない。
そして始まるJapanesque。ちなみにわたくし、5番扉の通路横の席だったので光一さんがお隣を通る席だったんですが、そんなことすっかり忘れて殺陣に見入ってたもんだから、コウイチが弓矢をパシッと取った時に「あぁ忘れてた!!!!」って思った。それだけ見入ってた。それでいいんだろうね。いつ光一さんが通るんだろう~ってソワソワする暇もないくらい、舞台に魅せられてしまう。これが光一さんの、そしてカンパニーの力量ですよ。後悔はない!!!!!
殺陣の変化がとっても新鮮でよかった。岸君と新メンバー3人の若手4人がヤラチーム。若さゆえの狂気や熱のようなものが見えやすい振り分けでした。危うさや脆さが見て取れた。
それに対してコウイチチームの団結感たるや。絆というのか。ふぉ~ゆ~が2人だけの出演になって、大丈夫かなって思ったけど大丈夫だった。心配なんていらなかった。きちんとバランスをとってた。光一さんが記者会見で「いつも一緒がいいわけじゃない」って言ったのは核心ついてるなぁと思いました。SHOCKで経験積んでる分、マツも辰巳君もどこでも立派に頑張れるだろうし、福ちゃんも越岡さんも2人でも十分な存在感を放てる。彼らの成長にもなるし、自信にもなるだろう。ふぉ~ゆ~を2人のみの出演にしたのは光一さんの考えではないけれど、光一さんの考え方って本当によく考えられた上での前向きですよね。この人についてきて良かったなぁ。
それから、越岡さんがコウイチチームになって動きをまたイチから覚えるの相当大変だったと思う。衣装も違うし。ましてや今年はコシオカがコウイチに代わりの刀を差しだすことになる。越岡さんの中でのコシオカのキャラクター設定がどうなっているのかはパンフで越岡さん自身がお話している程度しかしらないが、責任感が強くて、心優しくい繊細なキャラクターに思える。コウイチがヤラに「続けろ」と言って殺陣を再開してからのコシオカの表情はなんとも言えないものでした。タツミとはまた違う。「嘘だろ?」と思いながらも、コウイチのことをよく分かってもいるコシオカ。きっとコウイチなら続けるのが当然だということも胸のどこかで分かっている。でも刀を渡してしまったのは自分で、その責任も重く感じている。
コシオカの優しと繊細さはフクダのそれとも少し種類が違うなと思っています。たぶんコシオカの方が考えていることが外に表れるタイプで、感情で取り乱すタイプではないけれどフクダほどの冷静さはない。フクダはあまり外に出さずに心の奥底でいろいろ考えているタイプかな。個人的な見解ですけどね!!!
そして階段落ち。この公演の階段落ちはすごく綺麗だったなぁ。炎の中で幕が下りてEndless SHOCK1幕が幕を閉じました。
そして休憩中にパチリ。劇場内が座長づくし。 今までのSHOCKの光一さんが公演年別に飾られております。写真に大きく写ってるのは2008年。はぁ美しい…。この肩の筋肉。
そして始まる2幕。
ヤラの夢の中のシェイクスピア。夢の中で、コウイチに「絶望して死ねぇぇぇぇ!」って言われるヤラなんだけど、あのシェイクスピアには仮面をつけてはいるもののカンパニーのみんなも出てるんだよね。もちろん「コウイチがやりたかったシェイクスピアの芝居の中に俺がいる」から、カンパニーで演じてる前提なんだと思う。でもさらに言えばあれはヤラの中に、コウイチだけじゃなくてみんなもきっと俺を責めてる、俺を憎んでるんじゃないかっていう思いがあるがゆえなんだろうなって思いながら毎年見てる。
あとどうでもいい話なんだが、いつか光一さんに「絶望して死ね」って言われたい。そしたら本望だなぁもう死んでもいいなぁと思うくらい幸せだと思うんだけど、本望って感じちゃってる時点で絶望できないジレンマ。世の中ってフクザツ。
話は戻って、Don't look backのヤラの歌い方が本当に好きです。 年々良くなる。雨の中で踊るヤラを迎えに来たユウタの表情も見やすかった。岸君の間の使い方が上手になったんだろうな。ヤラがユウタの前を横切ってから暗転するまでの短い時間の使い方が非常に上手になった。わずか2秒程度だと思うけど大切なシーンだし、あの瞬間はヤラを追いかけるシーンに並んで観客の注目がユウタにあつまるところだと思うので、岸君の成長はひしひしと感じました。
ちなみに些細なことだけれど、シェイクスピアの後にヤラが上手側から回転ステージに乗って出てくるシーン。Don't look back直前ですね。座って、片足を伸ばしてもう一方を曲げて、両手を後ろについてる姿勢(説明が下手だけど見てる人にはわかるはず)で出てくるところ。今回ふと気づいたんだけど、梅田・博多公演の内君は顔を下手側にむけて、つまり客席からみて足が下手側で頭が上手側に向く姿勢だったと思うんですよ。たぶん。いやほんとたぶんだけど。でも屋良っちは逆方向だなー、と。2013年のDVDで確認したら、屋良っちはやっぱり今年と同じ向きだった。単純に個人がやりやすい方でやってるのかな?それから、ヤラとコウイチが一緒に踊るシーンは若干Another Storyを彷彿させますね。
そしてコウイチが戻ってきたバックステージシーン。リカがコウイチに抱き付いた時、わりと勢いよく抱き付くリカ。「ふひょっ」っていうコウイチ(笑)
コウイチ「ふひょっ!って言っちゃったじゃない!!!!」
あのシーンでリカが笑いをこらえるのは大変だと思います本当に!!!!!黒木メイサさんがリカやってた時はしょうっちゅう笑っちゃってた思い出(笑)
そしてHigherが始まる。ここのHigherの若干荒っぽいヤラの歌い方っていいですよね。ステージを守るヤラの全身全霊の必死さが表れてる。そして終わったはずなのにもう1曲流れてきた時の「ヤラくん、もう1曲やるなんて聞いてないですよ」っていうユウタね!!!!!!今までは越岡さんが言ってた台詞。しかもコシオカは「ヤラ」って呼び捨てだったし、「聞いてねぇぞ」ってくだけた言い方だった。しかしユウタとヤラの年齢差的に、くん付けになってるし言い方が柔らかくなってた。しかも現れたコウイチを見てコシオカが「コウイチ!」って言ってたのも、ユウタは「コウイチくん!」って言うのね。なんかその「コウイチくん!」が心の底からコウイチを待ってたみたいに聞こえました。コウイチが戻る日までヤラを支え続けたユウタ・モロホシ・タカ・ノザワの前にやっとコウイチが現れた安堵感を感じる声色がとっても良かったです。
コウイチのHigherを見ている時のユウタの表情も良かったです。このシーンは確かにコウイチがメインのショーなんだけど、でもヤラチームのメンバー(ヤラを除く)は興奮を表現しないといけない大事な場面。
今まではコシオカの「おかえり」が堪らなく好きだったんだけど、ユウタの「おかえりコウちゃん!」が可愛すぎて愛くるしすぎてそれはそれでアリ!!!ユウタ相当コウイチのこと待ってたんだなぁぁぁぁぁっ!!!!って抱きしめたくなりました(やめろ)
コウイチ「ユウタお前本当に可愛いなぁ!!!!お兄ちゃんガチャ!俺Sクラス!」
宣伝ぶっこむ光一さん。あれは光一さんだった。コウイチはあんなんじゃない!(言い方) ちなみにSクラスじゃなくてSランクが正解である。「肋骨ソング」*2といい、「Sクラス」といい、いつも若干惜しい光一さん。可愛すぎである。可愛いの極み。
ヤラが口火を切って話し出す前のマツのおちゃらけが今年はもうないのは寂しくもあるけど、バックステージのシーンが始まる。リカの成長が最もよく描かれているシーン。ここでもエマさんのリカ好きだなーーーって改め実感しました。言葉で説明するの難しいんだけど、台詞ひとつとっても言い方がすごく胸に響きました。
コウイチが亡霊だってわかった時のフクダの表情もすごく印象的でした。ほかのメンバーはみんな辛そうで悲しそうな顔してるんだけど、フクダはちょっとちがう。なにか胸の中で考えているような、グッと感情を堪えた表情
ヤラの「なんでお前ら何も言わねんだよ!!!!!」「ねぇ嘘だよねオーナー」「俺信じねぇよ…」って泣き崩れる演技は毎年本当に沁みるんですが、今までで今年が一番グッときた。屋良っちすごいなぁ。どんどん表現が緻密で豊かになっていて、圧倒されっぱなしでした。
「すべてを受け止めるさ!!」のコウイチについていつも思うこと。コウイチは強い。強すぎて見逃したものもあったくらいの人間だけれど、きっと思いは誰より複雑だったんじゃないかと思う。それも全部一度飲み込んで笑う。亡霊になっても、彼が
いるからみんながまとまる。みんながいたから彼も笑えたんだろう。あの笑顔はなんとも言えない表情だよね。
そして場面が変わって新しいショーが幕を開ける。今年のMUGENもかっこよかった。あそこにはコウイチとヤラの全てが詰まってる。
Ladder Flyingについては、越岡さんのたすきがけ心配してたけど、頑張ってました!!!あそこばかりはコシオカじゃなくて越岡さん!って心の中で応援しました。
そしてそして夜の海!!!!みんな大好き(勝手に決めた)夜の海!!!リカのセリフの言い回しが自然になってた。台本上そういう指示があったのか、エマさんが演じるとそうなるのか。とにかく今年のリカが好きすぎてどうしようもない。
コウイチが倒れた後にフクダ、コシオカ、ユウタが桜の木の下まで運んでいくのは新鮮だったなぁ。ユウタの存在感が増した証だねぇ。やっぱりヤラチームのJr.4人の中でユウタの存在感は強かった。もちろん台詞がほかのメンバーより多いっていうのはあると思うけどそれだけじゃない。見せ方も立ち回りも上手くなっているんだろうね。わたしJr.詳しくないのであんまり上から目線で物を申すのは申し訳ないんだけれど、野澤くんは細いのか手足が長いのかダンスシーンでよく映える体型だなぁと思いました。もちろん初SHOCKでまだまだ磨くべきところがたくさんあるとは思うんだけど、頑張ってほしいですね。諸星くんはあれなのかな、マツの位置づけと似た感じでいいのかな?ちょっとあまり存じ上げないのだけれど、なんかいじられキャラなのかな?いじられるキャラ(ちがったらごめんなさい!)って、SHOCKにおいてはシリアスなシーンとの演じ分けが必要で、そこのメリハリをつけるのは相当大変だと思う。ずいぶん難しいハードルだと思うんだけど、新メンバーの伸びしろは無限にあると思うのでこの先に期待したいですね。あと孝良君はあれですねスッキリした顔立ちの男の子ですね。初めて見て、認識するのにも時間かかっちゃって今回あまりちゃんとした評価ができるほど追えてないんだけど(本当に申し訳ない)…。まだまだSHOCKには行くのでこの先しっかり見ていけたらと思います。
そういえば岸くんの泣きの演技って台本上はどうなってるんですかね?「泣く」ってことになってるのか、岸くんの意思で泣いてるのか。台本上の指示だとすればどこからどこまで泣く演技なのか。
毎公演あれだけ泣けるのって本当にすごいと思う。わたしなんかはコウイチが死んだってだけで一週間泣き続けられるけど←、彼のは演技じゃないですか。ポロポロじゃなくてボロボロ泣いてる彼を見ずにSHOCK締まらないなって思うまでに意味のある涙だと思ってます。
余談ですが、フィナーレで直さんが太鼓のバチ落としてたのがとっても可愛かったです!!!!!!!!!!!!!!!!
SHOCKがもう15周年だなんて本当に時の流れは早いものです。光一さんはいつもわたしたちの期待以上のものを作ってくれるし、しかもそれに決して満足しない。わたしが光一さんのことを昔も今も変わらずに応援できるのは彼の容姿やキャラクター以上に、彼の仕事観が好きだからです。
僕の中にはいつでも「ダメになったときは、なったときだ」という考え方があります。舞台にしてもコンサートにしても、お客さんが「光一、もうダメだな」と思ったら、それはもう仕方がないことなんですよ。でも、そこで後悔は残したくない。自分なりに納得のいく表現をした上での「ダメ」という評価なら怖くないし、そのときこそ、何かを変えるべきタイミングなんだと思います。きっと。
(日経エンタテインメント 2015.2月号「エンタテイナーの条件 Vol.18)
どんな評価をされても怖くないと言い切れるほど、誠心誠意全力で仕事をしている彼の作品だから観たいと思う。そんな彼の背中を見て育つJr.には期待しかないです。わたしも彼の背中を見て仕事がしてみたかったってきっと一生思う。
Endless SHOCK 2015、今年も期待を裏切らない超大作です。
今年も行ってきました -KinKi Kids M Concert 2014-2015-
行ってきました!毎年恒例KinKi Kids年末コンサート!
今回はMアルバムを引っ提げてのツアーですね。予想通り、アリーナ構成もMのカタチでした。
会場が暗くなり、OP映像がメインステージの超高画質スクリーン*1に映し出される。
A〜Lまでの文字がゆっくり画面に浮かび、Mにちなんだ言葉が次々と現れる。すべては覚えていないが、Magnificent, Mineral, Mirror, あたりは覚えている。Muse、もあったかもしれない。ま・み・む・め・も、の各音から始まる英単語がいくつかずつ順番に出てきたと思う。途中で剛さんと光一さんの顔も一人ずつ映って、最後は"Memories"と"Moments"が重なって、Mだけが残る。非常に神秘的だけど物悲しい綺麗なメロディーに乗せたKinKi KidsらしいOPだった。
2.スワンソング
3.雨のMelody(Mアルver.)
4.愛のかたまり(Mアルver.)
メインステージ上の大画面がパカッと開き、上からKinKi Kidsが降りてくる。右に光一さん、左に剛さん。すごい神々しい登場。毎年思うことなんだけどKinKiの絶対的な存在感ってすごいよね。曲としては序盤から
失恋、失恋、失恋、心中(これは個人的なイメージ)
という流れでKinKiワールド全開でした。今回はMCが2回あって、1回目が愛かた後。
光「早く明かりをください!」←これ、ほぼ全公演で言ってた。
愛かた終わると一度暗転するんですが、その直後にMCなのでさっさと明るくしてほしい光一さん。ライトをもらえると「ありがとうございます!」とご満悦なご様子。
光「改めまして、堂本光一です」
剛「改めました後に改めまして堂本剛です」
なんやかんや話して(全公演平均10〜15分程度話してたと思う)
光「ここは本来30秒ほどのMCですぐ次の曲にいくはずなんですけどねー」と笑いながら次の行程へ。
※ちなみに21日は、雨メロで
光「好き~だよ・・・・・・・・・・・(無言)」
って歌い始めてすぐに黙ってしまう事件が発生していたので、ここのMCでつっこむつよしさん。
剛「お前さっきのアレなんやってん」
光「え?」
剛「雨メロの時。急に止まったじゃないですか」
光「急にきこえなくなっちゃったのっ!(言い方3才児) そういう時の俺諦め早いからね~。聞こえねぇ、いいや!って。笑」
イヤモニからの音が聞こえなくなってしまったらしい。
剛「あ~聞こえなk
光「うんっ!」(突然の大声)
剛(!?!?!?!?!?!?)
光「ああごめん、今の「うん」はスタッフさんと喋ってた!笑」
剛「なにかと思ったわ急に!!」
そして歌が再開。
6.Be with me
7.恋涙(Mアルver.)
8.SPEAK LOW
9.キラメキニシス
10.Rocks(Mアルver)
11.Secret Code
このまま〜を歌いながらセンステに移動する2人(光一さんは右から、剛さんは左から)。この曲聴くとコンサートが終わる感じがして少ししんみりするわたし。メンステで2人がサイドチェンジ、そしてサイドステージまで小さいムビステ*2で移動、そこからさらにフロートに乗って恋涙までの間に外周を1周。
SPEAK LOWからはメンステで披露。個人的にイイ!って思ったのはキラメキニシスの演出でした。つよしさんがメンステの中段でギターを弾き、光一さんが上段で思いっきり踊り始めた。センターで上下に並ぶKinKi Kids。お互いがソロ活動で培ったスキルを存分に発揮するその姿の麗しいことよ。ソロでお互い頑張ってきたことがグループの演出に活かされている。嬉しい限り。光一さんが階段の上で踊る姿なんて1人SHOCKですよ。いつかの動画とは大違いの1人SHOCK!!
最後の「キラメキニ〜 シ・ス!」で撃ち抜かれれるおたく達。ほんとだ!煌きに死ねた!堂島孝平さんすげぇ。まるでおたくがKinKi Kidsの煌きに死すことを見越していたかのような。
そしてSecret Codeまで歌いあげたところでMCに入る*3。
公演初日(20日)、MCタイムに入っても身をかがめている光一さん。
光「びっくりしたぁぁ〜!バーン来るの忘れてた。」
Secret Codeの最後のロールが終わると同時に特効の火花がバーンッて散るのを失念していた光一さん、大きな音に驚いたらしい*4。可愛い。その後ケムリにむせる光一さん。
光「ゲェッホッッ!!」
剛「どうしましたか?笑」
光「な、なんか喉に入った…ゴホッ!」
剛「なんかねぇ、この火薬臭いよね。ちょっとこれ…火薬変えよっか?なんなら段ボールに火(の絵)描いて(手動で)出そ?」
光「(ケタケタ)でもこれ、本当に気を付けないと危ないのよ。昔怒られた子おったよなぁ〜」
剛「おったねぇ笑」
光「今はもうおらん子やねんけど、特効(水?銀テだったかな?)が出るの忘れて目の前に立っちゃって、後ろからバッサーッって被っちゃってね。笑 ジャニーさんに『1回いくらかかると思ってるの!!!!』って怒られてた。」
剛「可哀想やったよね~笑」
いやでも光一さんが火花まみれとかにならなくて良かった。危険なんで特効のタイミングは忘れないでください!!!
ちなみにMC開始直後にはこんな会話が。
剛「トイレに行かれる方が沢山いらっしゃいますねぇ…大スターが喋ってるんですけどねぇ」
光「うんこか?3分以内に帰ってこんかったら、うんこってみなす!」
剛「でもドーム広いからねぇ。せめて5分にしてあげてください」
光「よし、じゃあしょうがねぇなもう2分やるよ!!」
どんな会話(安定)
光一さんに「しょうがねぇな」って言われると「すみません、ありがとうございます!」って言いたくなるこの現象に名前をください。
光「そろそろ座りましょうか」
剛「座れるもんなら座りましょう」
でもごめんね剛さん…
もう観客座ってる…
私がコンに行くグループの中で、群を抜いて着席のタイミングを指示なしで完璧にこなすKinKi担。年の功か。さすがか。
光 「えー、今回も素敵な方々にお集まりいただいて。建さんもね、久々にお会いして。堂本兄弟が終わっちゃったので。」
剛「前はいつも会ってたのにねぇ。そう、堂本兄弟が終わったんですけど、知ってます?」(終わって結構たつ)
おたく\知ってるー(;;)/
剛「情報早いですねぇ〜知らないかと思ってたよ~」
光「そういえば、なんか今回有難いことに…取れなかった人には申し訳ないんですけど、チケット取れなかったんだってぇ。」
剛「ここ一体(メンステ正面アリーナ)は僕の親戚が買い占めてますからね」
光「堂本家つよいなぁ!笑 えー、今回え む あ る ば む、を出しまして。言いづらいね」
剛「いいづらいよね〜」
光「あのふざけたCMも流れてましたが。ステージセットも"M"になっております!アリーナの人わからんやろ!!」
アリーナ\わかんなーい/
光「ハンッ!ざまあみろ!スタンドのがよく見えんねん!スタンドのがええねん!!!!!!!!!」
スタンド(拍手)
スタンドの味方光一王子!!!
スタンドなんて彼には見えてないけどね!!!感じてくれてるからいいんだ!!!
光「次どうする?Nやで?使いづら!」
剛「ひらがなでええんちゃいます?"えぬ"笑」
光「最後のほうグインッってなってるやん。ひゃははは。めっちゃ使いづらい!笑」
急にMCを放棄してモゾモゾしている剛さん。
剛「あれ、どっかいっちゃったぁ…」
光「お前なにしてんねん」
剛「ラジオがさぁ…とれちゃって」
光「イヤモニか?(優しさ)」
背中に回ってしまってるイヤモニに気づかず、探す剛さん。
おたく\せなか〜!/
剛「せなか?」
光「ほんまや、そこそこ」
剛(…手探りで背中のイヤモニを掴もうとする)
光「もーちょっと上や。…あ、もーちょっと。あ~っ、惜し剛「手伝えやお前!!近い人がやれや!!!」
ケタケタ笑いながら「甘えんぼか!!!!」と手伝ってあげる光一さん。しかし複雑に絡まっていたようで、ほどいてあげる光一さん。じっとしている剛さん。キャーキャーしているおたくたち。ほほえましい図。
剛「ノーベル賞の奥さんみたいにやれや~」
光一さん&おたく「????」
剛「ノーベル賞受賞した教授*5と奥さんのデートお前みてへん?笑」
光「なにそれ?見てへん。」
剛「デートの様子をワイドショーでやっててんやんか。そんでな、奥さんがな、マフラーすんねんけどな、*6女の人って、マフラーした後髪の毛出すやんか。それを自分でやればええのに、旦那さんのとこ行って『ねぇ、髪とってくれる〜?♡』って言うねん。笑 それがずーーーーっとテレビでやってんねん。朝やって、昼やって、夕方やって夜もやってんねん。笑」
そのニュースわたし見てないんですけど、それを見ていた時のつよしさんの反応見てみたかった。一人で見てたんだろうか。堂本・ハンス・光一王子に投げかけていたような視線で見ていたんだろうか。それともニヤニヤしていたんだろうか。
そしてここで始まる剛先生のペンライト講座。
剛「ペンライトの振り方をね、僕少し考えてみたんですけどね」
光「もはや最近ペンやないけどな」
剛「まず(ペンライトの色が)赤じゃないですか。はい、次が青。これでノーベル賞になるわけですけど~」
理解するのに時間がかかるおたくたち「???」
剛「青色LEDですね~」
おたく「(あ、ああ!!!笑)」
剛「これ1本じゃできひんのやけどな~?」と2本のペンラを用意する。
光「お前(グッズ売るの)うまいな~笑」
商売上手なつよしさん。しかし今回のグッズは例年に比べて列が長くて*7、開演前は列に並ぶことすら規制がかかってできなかったらしいので、ペンライトを買えないまま入場した人もいたそうで。そういう人にとってはペンライト講座可哀想だったな~(涙)
まずはこう。あとはこう。などと数々のコミカルな振りをおたくに伝授するつよしさん。
光「じゃあ練習させる?」
剛「しましょうか」
光「よし、やるぞ、ほら立て!」
客への言葉遣いじゃない(安定)
散々練習して
光「これあと何分付き合えばいいの?笑」
剛「あとちょっと」
光「ええねんけどな!嫌いやないからな!やっててくれてええねんけど~笑」
つよしさんに甘い!!!
そしてこのペンライト講座を受けて、翌日ペンライトを買い足した人が何人もいたに違いないが、翌日はペンライト講座やらないつよしさん。振り回されるおたくたち。でも東京ではまたペンライト講座してたし、やっぱりペンラ売れたのかな~笑 わたしと一緒に入ってた主婦のお友達は「2本もいらないから昔のペンラ持ってきた」と言っていたので、やはり主婦層の財布のひもは固い。
ここでふぉ~ゆ~を呼び込むが中々出てこない。次の衣装に着替えてしまっているため、ネタバレになってしまうと思ってためらっていたらしい。気遣いさすがのふぉゆ。結局出てくるふぉゆ。
光「福ちゃん昨日何時に寝たの?」(1回目)
福「いや…ちょっと分からないですね」
光「辰巳は?」
辰「3時(2時だったかも)くらいですかね~」
光「え、福ちゃん何時に寝たの?」(2回目)
福「いや…ちょっと分からないですね」
光「こっしー何時に寝たの?」
越「僕も(辰巳と)同じくらいですかね」
光「福ちゃん何時に寝…(3回目)福「だから分かんねっつってんの!!!!」
という謎の掛け合いをしてアヒャアヒャ笑ってる光一さん。リハとかからずっとやっているらしく、辰巳「光一君たちずっとこれやってるんすよ」とのこと。ツボらしく、何度もやってたのめっちゃかわいい。あの時京セラドームが世界で一番平和だった。
あとこれ21日の公演だったか(はたまた東京だったか)記憶が曖昧なんだけど、マツの顔芸も光一さんお気に入りらしい。ステージ裏にあった行程表を「これでいいや」と持ち出した光一さんはマツの顔を隠して、見せて…を繰り返す。顔が見えるたびにマツが変顔してるんだけど、何回目かで急に真顔を披露するマツ。どの変顔よりも真顔の時が一番笑いが大きい会場。
光「な?笑 ふつうが一番おもろいねん!!笑笑」
可哀想なマツ。笑 でもわたしも真顔の時に笑っちゃってごめんねマツ。大好きだよマツ!!!
そしてMコンのメインともいえる小ネタが始まる。
その名も「肋骨ミュージック」。ろっこつみゅーじっく♪ろっこつみゅーじっく♪(たまには)*8さこつミュージック♪ナニこつみゅーじっく?♪ちこつみゅーじっく♪って歌いながら、該当の骨を掌の横でたたく*9だけのネタなんだけど、それをふぉゆがやるのを楽しそうにニッコニコ見てる光一さん。光一さんが楽しければなんでもいい。
21日には、こんな会話もありました。
辰巳「昨日光一くんとふぉ~ゆ~でご飯行かせてもらったんですけど、光一くんお気に入りでしたよ!ただ、『あれいいよね、肋骨ソング』って言ったんですよ!間違ってんすよ!」
KinKi「笑」
光「俺ちょっともうアレンジも考えてんねん」
剛&ふぉゆ「えええええええええええええええ!!!!」
剛「お前それ考えてる時間あるんやったらKinKiのも考えろや!!」
光「アレ?笑」
そして突然
福「あれ、キミ(剛)…ギターできるよね?YOU(肋骨ミュージック)弾いちゃいなよ」
剛「先輩の使い方雑やねん!笑」といいながら階段を上り、ステージ中段で弾く剛さん。
ふぉゆ「「「「かっけーーーーー!」」」」
そしてろっこつみゅーじっく♪と楽しみ出す光一さんとふぉゆ。
剛「そっち(ステージ下段のふぉゆ&光一さん)楽しそうやな…」
と寂しそうな場面も。笑
MCは正直書ききれない!20日以外のMCも全部書いてたら5万字超えそうなんで省きますね。1日ののバースデーについてはこの後少し書きますけど。省く部分を完結にまとめると「髪染めた」「自腹でヘアメイクつけたことがある」「ヘアメイクついた」「パック」「べたべた」「小林稔侍さん」「サウナ」「福ちゃん首痛めた」「今日30日?」「明日(カウコン)は衝撃を受けると思う」など(何も伝わらない)
1日のバースデーは何が衝撃って、色紙が登場しなかったこと!(ちがう)
剛「俺もうプレゼントあげてんで?」
光「あ、そう!そうなんだよ!今日が誕生日だから、今日使おうと思ってとっておいたんだよ~。今日持ってきてるんだよ~。加湿器!」
剛「ロケ*10に行ったときに『これいいわ~ほしいわ~』って言ってたからさぁ」
ふぉゆ「アピール?笑」
剛「そうやねん~。アピールされたら買わなあかんかなってさぁ」
光(ステージ裏からプレゼントを受け取ってて聞いてない)
剛「今日初めて使ったん?」
光「いや、ここ(ステージ)で使おうと思って。」
自分の誕生日当日までプレゼントを使わずとっておく光一さん。なにそれ可愛いんですけどぉぉぉぉぉ~!なにその女子力!かわいいんですけどぉ~!え~?かわいいんですけどぉぉぉぉぉ(しつこい)
そこそこ大きい加湿器をうんしょっうんしょっって両手で抱えて持ってくる光一さん。プレゼントされたときもずっと持ち歩いてたからね光一さん。相当可愛い。ちなみに商品はこちらですかね。色もブルー。ロケの時に行ったビックカメラでは税込63,180円で販売されていました。ほしい。わたしにも買って。
剛「おま、、おまえ、水バッシャバシャこぼれてんで!!!笑」
大きい加湿器を一生懸命運んだ結果、ものすごい勢いで水をこぼす光一さん。そして後ろでこぼれた水を颯爽と拭く辰巳くん。出来た後輩だよ(感涙)
光「これいいんだよ~!潤うわ~!!!」と客に背を向け寝こび顔を加湿器の目の前に位置取る光一さん。
剛「見て?あいつ客にケツ向けてんねんで」
光「なんでここから風がでんのやろぉぉぉぉ~?」
とりあえず超ご満悦なことはわかる。嬉しそうな光一さんを見て嬉しそうな剛さん。ぴーすふる。いつだって2人が揃えばちょうピースフル。
剛「俺の誕生日プレゼントはいつになったらくれるの?俺10年くらいもらってないで?」
越「本当ですか」
光「タイミングがないんやもん。4月10日に会わんやん」
そりゃ当然覚えてるだろうけど、具体的な日にちを光一さんの口から聞いて「ちゃんと覚えてんねん」感を噛みしめるわたし。わたしだけかもしれないけど。
剛「タイミングは作るものなんです!大体いま佐川もヤマトも(つまり配達)あるやん!マネージャーに『渡しといて』でええやん!事務所でもええよ!!!!」
ご不満なつよしさん。どうしたら貰えるのかと様々な選択肢をあげるつよしさん。
ふぉゆ「10年っすかぁ・・・」
剛「そうやで。だからな、もう(次もらうのは)車か土地って決めてんねん。」
辰(?)「やっぱりそれくらいはもらないと?」
剛「利息もあるからね。つよしプレゼントセンターの利息たまってんねんから。それに、こーいちは東京ドーム3つ分くらいの家住んでんねんで。」
そしてバースデーケーキのイチゴがMの形になってることに気づくふぉゆ。
剛「マッチさんのMじゃないからね」
ふぉゆ「じゃあなんのMなんですか?」
剛「マリモのM。こーいち、家は東京ドーム3つ分やけど1つ分は水槽にしてマリモ飼ってんねん」
越「じゃあもう既に加湿十分じゃないですか」←
そんなやりとりをしながら、ふぉゆが捌ける。
「おれも用意してんねん今回」と急にステージ裏から青い紙袋を持ってくる光一さん。剛さんもおたくも、その言葉を理解するのに7秒はかかった。光一さんが剛さんにプレゼントを用意しているだと・・・?明日は雪ですか?ちなみに光一さん、剛さんの誕生日3か月以上先です!!何でもない日のプレゼント?できる男堂本光一なのか!?!?わたしは脳内パニックですよ。しかもふぉゆと剛さんが次の誕生日こそは剛さんになにかしてあげたら良いのでは、などなどと散々話し、「いつになったらくれるんですか」と言っても何も言わなかったくせに!!!2人きりになった瞬間プレゼント出してくるってどういうことですか?これがブンブブーン*11で言っていた「ツンかデレ、時間がたってきたらデレかな~」「特別な人の前でしか見せない」と言っていたやつですか?特別な人(剛さん)の前でデレてるんですか?言っとくけどここにファンもいるからね!?!?ファンの存在忘れてるだろ。ありがとう!!!!!
光「つよしくんおしゃれやから、普通のものじゃ喜んでもらえないと思って一生懸命考えてん。つよしくんが最近ハマってるものだよ。あ、でも見せないほうがいいと思う(大人の事情?)」
というわけで何がプレゼントされたのか、わたしたちにはわからない見えないように紙袋の中で開けようとする剛くん。テディベア座りで。こんなんですよ。
東京ドームでこんな座り方して、紙袋の中のプレゼント開けてる35才いないよ!しかも紙袋に噛まれる小ネタぶっこんできて相方(36)に「芸が細かすぎんねん!」って注意されてるのに褒められてるし!!!!!!!かわいすぎかよ。
光「つよしそれ持ってるかもしれんな~」
つよしって呼んでる時点でわたしたちファンの存在なんて忘れてますよ*12。いいですよ。どんどん忘れて!
光「開けられる?あ、ごみもらうで。」
剛(がさごそ。何も言わずごみをわたす。)
光(ごみをもらう)
光「どう?雰囲気いいな~と思って」
剛「すごくいいよ!」
光「でしょ?これええなと思ってん!!!!!!」
おたくなんて無視ですよ!死ぬほど萌えてるんでいいんですけどね!なんならMC丸々わたしたちおたくを無視してくれてもかまわない!!!!光一さんからプレゼントもらった途端、大きなリアクションもできず、ありがとうも言えず、言葉少なにがさごそプレゼント開けて満足してる剛さん。2人だけの世界万歳!いやもうほんと、いま幸福(しあわせ)に触ったみたい~♪ですよ!!!
そして後半戦。
13.WANT YOU!
14.Two of Us
15.もう君だけは離さない
16.せつない恋に気づいて
17.aeon
18.恋は匂へと散りぬるを
19.HAKKA CANDY
20.硝子の少年
21.情熱
22.愛されるより愛したい
25.フラワー
26.鍵のない箱
この時の鍵箱は途中でMV同様のカツラを被るという演出がありました。20日はカツラを取った後に光一さんの髪型が崩れちゃって、生え際があらわに。昔はネタでおでこを見せていた光一さんですが、最近はそれもしてくれなくなったので、久々に光一さんのおでこ・生え際を見たわけです。しかし、(たぶん)わたしたちおたくが予想していたより生え際が後退している(小声)光一さん。わたしは俄然萌えたんですけどね!(おい) 貴重なもの見られたわぁ~♡あんまり後ろのほうからガッツリ髪の毛もってきてセットされるとかえって気になるので、生え際が後退してもハゲても(言い方)わたしは全然かまわないから堂々としていってほしいです!!!!!!!!!!!!!!!
光「ハゲても、ついてきてくれるやろ?みなさんのおかげで、僕らの未来も安泰です。それでは聞いてください、僕らの未来!笑」
ここで本公演は終了、KinKiコールの後にアンコールがありました。
29.Rocket man
30.99% LIBERTY
1日公演だけは
剛「新年と誕生日にぴったりな曲、僕らあるじゃないですか」
ということでハピグリ披露でした!
光「気をつけてお帰りください!」
剛「ばいばーい!」
わたしの記憶にあるMコンはこんな感じでした!
ああ4回じゃ足りない!夏と冬の2回ツアーしてくれたっていいんだよ!!!!!!!!!!!!!!!
*1:ちょうど他Gのコンサートに行ったばっかりだったので余計に分かったのだが、本当に高画質だった。あれを動かせるKinKi Kidsすげえ。金かけてる。
*2:あれなんて呼ぶんだろう…。1人用での小さいムビステ。
*3:記憶していることをとりとめなく書くので順番の前後はあるかと思いますがご了承ください。
*4:ちなみに翌21日は学んで、人差し指で両耳を塞いで対応していました。それでも肩をすくめて「くる…くる…」ってびくびくしてる光一さん(35)
*5:恐らく中村教授
*6:妙に「〜でな、〜でな、」って文章を区切る剛さんの可愛さよ。3才児かっ!
*7:開演直前はドーム一周してたらしい
*8:合いの手
*9:包丁で切るみたいな動作
*12:人前では光一さんはつよしくんって呼ぶから