Koichi Domoto Live Tour 2015 Spiral

行ってきました、光一さんの3年ぶりのソロコンサートSpiral!

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我慢できないので先に言っておきますが、わたしはやはり光一さんが好きだー!
光一さんが好きだ。彼の作る作品が好きだ。魅せ方が大好きだ。


以降、ネタバレを含みますので、ネタバレがイヤな方はお読みにならないようにお願いいたします。



グッズ列に並ぶのがつらい会場、横浜アリーナ。ただでさえ横アリは並ぶのに、今回のグッズ列はどうやら異常だったらしいね~(わたしは並んでない)。仕事を早退して会場に着いた、まだまだ暑い16時半。
「正気かよ」
って言いそうになった。グッズ列が長すぎて。懐中時計が売り切れてもまだこんなに並んでるのか…とオタクの熱意に感動すら覚えながら、一緒に入る友人が買っておいてくれたペンライト、パンフレット、フォトセットを受け取った。Twitterでフォトセの内容は把握していたが、やはり可愛くて悶絶した。あの歯車がついてる衣装のハット、光一さんが細くて顔ちっさいせいで光一さんがハット被ってるんだか、ハットが光一さん被ってるんだかわからなくないか。


会場に入ってステージを見てまず目に入ったのが、メインステージの天井にセットされた同心円状に並んだ3つの輪っか型のパネル兼照明。Spiralというツアータイトルにちなんでなのかな。同心円なので螺旋ではないけど、まるで上から螺旋階段を覗いたみたいな。中央には円形のパネルがあって、しかも角度が変わる設計。言葉で説明してもたぶん伝わらないんだけど、観た人にはわかるはず。

光一さんが「光ちゃん」コールが嫌だって発言をしたせいで、開演直前の会場は「ではどうすればよいのか!」と戸惑ったファンたちがモゴモゴしながら大きな拍手だけを響かせていた。光一さんの発言に振り回されっぱなしのおたく。光一さん、本当に罪な男よのぉ。
そんな斬新な拍手と小さな控えめな光ちゃんコールの中、照明が落ちた。登場までかなり焦らすんだけど、照明の美しさが予感させる完成度に息を飲むばかりで、ひたすらに期待値が高まる。そして毎度のことながら登場がスマートで、突然、しかし堂々と中央に現れる光一さん。まるで時空を超えて急にこの空間に放り出されたのかと思うくらい瞬間的に現れるから、あぁこの人ってきっと人間じゃなくて神様かなにかなんだなって妙に納得する。あ、アンドロイド説もかなり濃厚。

1.Fame
2.Danger Zone ~to the unknown world~
3.MUSE
4.Slave Maker
5.Interactional
6.knocked me down
7.Come closer
8.Night Wanderer
9.Over You
10.IN&OUT


登場の時の衣装が好きすぎて、黄色い声のひとつも出やしない。直立不動で凝視した。世の中にあんなにフードが似合う36歳がこの世にいるのか。やはり人間以外の何かであるとしか思えない。1~4曲目までの目つきが、なんだかギラギラしていてゾクゾクした。横目がちに遠くを睨むみたいな表情がたまらなくカッコイイ。

ちなみに今回は初めてバックにジュニアが一人もつかない。ジュニアがいることにはメリットもデメリットもあると思うけれども、今回思ったのはやっぱりプロのダンサーの統一感のクオリティってすごいなっていうこと。主役がいるステージ上で、かっこよさとキレを追求しながらも、個性を消して周りとそろえるって本当に難しいことだと思う。体のバランスがいいから、光一さんって衣装着て踊ってるとそんなに小さくは見えないんだけど、それでも光一さんの存在をなにより引き立たせながら魅せなければいけないバックダンサーという役割。ジャニーズはプロのダンサーではないから、やはり限界もあると思う。まぁMAには当てはまらなかった気もするけれど、彼らはジャニーズの中でもダンスのレベルが違いすぎたのでおいておくことにして。だから今回、プロのダンサーしかつかないことのメリットも十分にあるなと感じた。
ちなみに、個人的にはNight Wandererの演出すごく好きだった。ダンスも好きだし、センターステージでレーザーを操る光一さんも最高に素敵で。しかもその後のOver Youで、メインステージの高いところで夕焼け空やら青空やら背負って歌ってる彼を見たときは
「あぁ世界ってこの人が中心になって回ってるんだ」
って気づいた。あれはもう気づくしかなった。彼を中心に空が広がっていく。それってもう創世記じゃないか。「初めに、光一さんは天地を想像された」みたいなフレーズが頭に浮かぶような光景だった。神なのかな…別に驚かない。

そしてMC。ゼェゼェの光一さん。あれだけのダンスナンバーが続けば当然だ。むしろ息切れだけで済んでるのが奇跡ではないのか。考えてもみてほしい。光一さん36歳!!!!!

光「『今日、グッズ列すごかったんだって??あんなに暑かったのに。なーんのためにそんなに頑張ってるの?』ってスタッフに言ったら『おまえだよ!!!!!』って言われちゃった!笑」

無自覚に人を振り回す王子(36)

ちなみに2日目は暑い中並んだオタクに「ばかじゃねーの!?」って言い放ってた。そんな暴言も笑ってあげるどころか、本当に幸せそうな顔で受け止めるオタク健気(たぶん違う)
ちなみに、オタクが暑い中長いグッズ列に必死に並んでたのは懐中時計が目当てだったからなのだが、あの懐中時計は光一さんが提案したという話に。

「懐中時計はー?売れないと思うけど~って提案したら採用されちゃった」

どこまでオタクを振り回せば満足ですか!「買えなかった人はそれでもう1枚アルバム買って!笑」って言ってたけど、懐中時計を買えたって買えなくたって買う気すらなくたって光一さんが「買って」って言えば何枚でも買うからアルバム!!!!!!心配しないで!!!!!!!「買えなかった人はそれでSHOCK見て」とかも言ってたけど、懐中時計を買えたって買えなくたって買う気すらなくたって光一さんのSHOCKは観に行くから!!!!安心して!!!!!安心してもっと振り回して夢中にさせて~~!

そしてIN&OUTの話に。MC直前に歌ってたIN&OUTで光一さんが首振ってほしくて煽ったりするんだけど、オタク全然首振らないんだよね。わたしも見てて思った!みんなまったく首ふらない!!!笑 「あれでしょ?首振ったら見えないとかでしょ!!!」光一さんよく分かっていらっしゃる。「気にすんなよ、見えなくたって満足させてやるよ!!!!」\フゥー!/「IN&OUTだぜ?」\フゥー!/ ※茶番

わたしもうなずく程度にしか頭振ってないけれど(振れよ)、KinKi担は一度キスマイのコンサート行ってみると良い刺激になるかもしれないよね。FIRE BEATの頭回すところの荒れ狂い方すごいからね。あれが若さなのか…。でもキスマイ担の友人はあれ見ても「みんな全然回さないよね」って言ってた。きびしい。

それから、初日の北海道公演に山本亮太が来た、という話になった。ホテルも取らずに行って、コンサート終わってから「光一くんの部屋行っていいですか~」ってお邪魔するやまりょ。最終的に「宿さがししてきます」って夜の街に消えていくやまりょ。光一さんが泊まってたホテル、1部屋くらいなんとかならなかったのかな…。そして光一さん好きで北海道まで飛ぶやまりょが町田さんを懐古させるよね。史上最強堂本光一町田慎吾さん。東京公演行けないからって夜行バスで名古屋(だっけ?)全ステした町田さん。

「そろそろ歌いますか」って言って\えー/って声が上がると「わがままな娘じゃのぉ」って言う光一さん(ものすごく満足げ)。
「いいんじゃないですか、わがままでも。女性は。
それを叶えるのが僕の仕事ですから。」

オタク歓喜。本当に光一さんに手玉に取られるのってたまらない。手の平で転がされて、いいように操られて、一生光一さんから抜け出せないようにしてほしい。いやもうなってる。手遅れ。

「サラッと言ったからかっこよく聞こえるかもしれないけど、 仕 事 ですからね」

イインダヨ!!我々は職業アイドル堂本光一*1に心底惚れているのだから~!!!!割り切ってアイドルやって~~~♡これからも沢山暴言吐いて~♡こんな化け猫でもよければ死ぬまでついてく~!死んでもついてく~!

そして後半に突入。

11.DEAD END
12.SHOW ME UR MONSTER
13.Bongo Drum
14.Just A Woman
15.STELLAR NIGHT~星のバルコニー~

DEAD ENDで拘束具に拘束されてる演出で出てくる光一さん。拘束されてるのかと思いきや、良く見るとそれっぽくしてるだけ!実際は鎖を手に握ってるだけ。本当に拘束されてほしかった…!ちなみに友人は「足はガッツリ踊っちゃってるし、もう少しぐったりして欲しかった」って言っていた。拘束されて弱ってる男に惹かれるタイプでもないが、光一さんなら話は別!!!でもこうやって、我々の願いを簡単には叶えてくれない光一さんも好き。つまりなんだって好き!!!!

そして個人的に、今回のアルバムで一番好きな曲「Just A Woman」のコーラスのパフォーマンス良かった!かっこよかった!!!

で、今回の演出の目玉とも言えるSTELLAR NIGHT~星のバルコニー~。バルコニーが突如天井から下りてくるというまさかの展開。会場に入った時から、天井にあるモノは一体何だろうって気になってはいた。照明にこだわった結果、あそこに照明を取り付けるための土台が必要だったのかな~なんて考えたりしてたら、まさかのバルコニーだった。今回のツアー、光一さん自身はGravityを超えられなった感があるんだろうけど「花道があるのに使わない、みたいなことやりたい」って言ってた光一さん的にはこの演出は大成功なんじゃないだろうか。「花道ない」と思ってたら出てくるんだもの!!!!
ちなみにこの図の濃い青の部分がバルコニー。あれは完全にSHOCKだった。「わたしたち、この街で生きて来たんだね…」って心の中でつぶやいたし、屋良さんとふぉ~ゆ~はいつ出てくるかな?なんて無意識に期待した。

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16.Love Professor
17.Bad Desire
18.妖
19.暁

20.Interactional
21.Deep in your heart
22.Interactional
23.Deep in your heart
24.Interactional
※20-24:ダンサー等紹介のため、メドレーで流れた

暁かっこよかった…(かっこよすぎてかっこよかったことしか覚えていない)
ちなみに、メンバー紹介の時に天井の同心円状パネルにそれぞれの名前が流れてた。円状に流れてるのが可愛かった!


UNCORE25.SHOCK!
26.Love Cries
27.so young blues
28.+million but -love

SHOCK!の振り付けはMステでも共演したケント・モリさんにお願いしたとのこと。かっこいいけどかなりハードだし、花道を駆け上がるのがつらいみたいなこと言ってるのがグズってる子供みたいですごい可愛かった。「マイケル・ジャクソンはジャンルだと思ってる」って言った光一さんの言葉からは本当にMJのこと尊敬してるんだなぁって伝わってきたし、ケント・モリさんに振りつけてもらった曲を全力で踊っている光一さんが本当に素敵で泣けた。

最後、天井のものすごく綺麗な星空をイメージしたライティング見て「外は暑いですからね、今は満天の星空ですが…満天の星よ!大地よ!俺をしっかり支えてくれ…」って本気ぐらいの熱でやってくれたのとても高まりました。笑 バルコニーに加えてあのシーン見られただけでSHOCK1回観た気分だよ!チケット値上がりした話光一さんもしてたけど、ソロコンにSHOCKもついてくるなら格安だよ!!!ありがとう!!!
そして「現実に帰れ!ま!た!な!」で幕を閉じたSpiral(安定)

今回のツアーを通して思ったことは、光一さんまた歌が上手になったなぁ、ということ。あれだけ踊りまくって、本当によく歌えるなと思う部分が何度もあった。個人的には光一さん自身が身につけた力が存分に発揮されたコンサートだったと思います。

光一さんはGravityを超えられてないという自覚に納得してなさそうでしたけれども、Gravityとは別物だからなぁ、なんて思いました。光一さんはやっぱり魅せ方が上手いから。ひきつけられるから。1公演なんて体感2分だよ。
次のツアーが何年後でも(たぶん3年後)、それを楽しみに生きていけてしまうくらい次も楽しみだ。いつもいつだって期待を超えてくれる、予想を裏切ってくれる光一さんが心から大好きです。わたしたちに夢と希望と現実をいつもありがとう光一さん!!!!!!!!!!!!!!

*1:対義語は天然アイドル手越祐也、もしくは天然アイドル中島健人